僕が日本語教師、起業家になった理由|日本語3.0

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僕が日本語教師、起業家になった理由


我がブログに足を運んでいただき、ありがとうございます。


どこの誰が書いているかわからないブログは読む気がしないと思うので簡単に自己紹介と生い立ちを語ろうと思います。


僕は佐藤と申しまして福岡県生まれで今年33の独身男です。


大学は京都で過ごし、その後大阪で少し働き、6年ほど前に福岡に帰ってきました。


そして福岡で日本語教師という職を得て勤務するかたわら物販業でも起業し、生計を立てていました。


現在、物販事業はたたみ、日本語の教材研究をしています。


日本語教師とは外国人に日本語を教える仕事です。


日本には様々な理由で日本語を勉強している学習者がいますが、僕が教えているのは日本の大学や専門学校へ進学目的の学生達です。


この職業は薄給で激務というのが通説であり、僕のような働き盛りの男性は極端に少ないのが特徴です。

ではなぜ僕はそんな厳しい業界にいるのか。






簡単にいうとひらめきと成り行きです。

もともと僕は学生時代国際関係学を学んでおり、国際的な仕事をしてみたいと思って就活をしていました。


しかし、当時リーマンショックが直撃し、多くの企業が倒産し、大企業も大規模な人員削減を迫られました。


中でも就活生は大きな煽りを受けました。


僕も御多分に洩れず大量の不採用通知をもらい続けましたが、50社以上受け続けてようやく東京の会社から内定を取ることができました。


が、


なんとこの会社から内定切りされてしまったのです。


この時ほど自分の運命を恨んだことはなく、まさにお先真っ暗、立ち直れないほどのショックを受けました。


東京の下宿先で引きこもり、布団にくるまって泣いているところに急にイメージが浮かびました。


自分が教壇に立って外国人に日本語を教えているイメージです。


その瞬間それまでの絶望感、閉塞感が一気に消え視界が明るく開けたのを覚えています。


怪しい話に聞こえるかもしれませんが、事実です。


いつまでもふさぎこんでいる場合じゃないと思い、日本語教師になるため地元に帰り日本語教師養成講座に通いながら日本語ボランティアにも参加しました。


半年間、養成講座に通って教師資格を取り、卒業してからもボランティアとバイトを続け、また半年後に日本語教師として職を得ました。


26歳の頃でした。


直感に従うとうまくいくといいますが、\それまでの失敗が嘘のように人生が好転し始めていました。


<起業する>

日本語教師としての日々は楽しいものでした。


やはり予想していた金銭面の壁です。


最初僕のコマは週8コマで1コマ4000円でしたから、休日などが入らなければ月収12〜14万くらいでした。


普通の実家暮らしなら問題ないのですが、奨学金の未返済分が500万円で付きの支払額3万円、猶予していた年金の支払いに追われ出しました。


支出だけが多くなり、貯金がそこをつきかけていました。


日本語教師として生計を立てるにはその学校で常勤(正社員)になるか他の学校でも非常勤講師をして掛け持ちをするか、その2つが王道でした。


しかし、そのいずれの道も歩きたくありませんでした。


僕は男性であり、生き残るためには他の先生と同じことをしていては付加価値が出ません。


考えた末、物販業で起業することにしました。


なぜ、物販かというとその時日本の状況にも自分の状況にもあっていたと思ったからです。


当時はリーマンショックから立ち直れず日本企業の株は軒並み安値をつけておりそれに伴って空前の円安でした。


したがって日本製品を世界に売れば儲かると考えました。



資金に余裕がなかったのでクレジットカードで中古のカメラレンズを購入し、支払い期限前に売るようにしたので結果うまく資金が回りました。


初めての試みでうまくいかないことも多くありましたが、1年後には本業の収入を上回り、29歳の頃、奨学金を全額返済できました。



収入を得て借金を完済したことも嬉しかったのですが、それ以上にアナログ人間だった僕がITスキルを身につけたことが何よりの収穫でした。


前述の通り現在は物販業を引退し、得たITスキルを活かして新しい日本語教材作成に取り掛かっています。


なぜ、教材開発をしているのかというと、日本語教育の事情に直面し、解決しようと考えたからです。


現在の日本語教育業界は深刻な事態に陥っているのです。


(続く)

2014.04.05 | コメント(0)
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