日本語学習者に大人気の「日本語雑学」4選! 〜「こんにちは」の「は」はなぜ「わ(wa)」と発音するのか?〜|日本語3.0

インフォメーション

日本語学習者に大人気の「日本語雑学」4選! 〜「こんにちは」の「は」はなぜ「わ(wa)」と発音するのか?〜

今日は日本語学校に学習者にウケが良かった日本語、日本の雑学について紹介します。

<日本の通貨単位が「円」になった理由>
「円」は明治4年(1871年)に通貨単位として定められました。

人差し指と親指で「円」を作りお金を表していたことから当時の参議だった大隈重信が「円なら誰でもわかるだろう」といったので決まったとされています。(p182「日本語おもしろい」)

「円」が最初固定相場制で360円に定められたのは円が360度だからという話もありますが、デマです。

ちなみに「円」を「EN」と発音せず「YEN」と発音するのは江戸まで「え」は「je」(イェ)と発音していたからです。
恵比寿はYEBISUと今も当時の発音のまま残っています。

もう一つちなみに日銀の上空は「円」の形になっています。

83.jpg


<「こんにちは」の「は」はなぜ「わ(wa)」と発音するのか?>


「こんにち」の漢字は「今日」です。

 昔は人に会った時

「今日(こんにち)は、いい天気ですね」
「今晩(こんばん)は、いい夜ですね」

と言っていました。
 
次第に省略されるようになり、「今日(こんにち)は」になりました。
つまり、「は」は主題の「は」なので「は(wa)」と発音するのです。

<「くだらない」の語源>
「くだらない」という言葉は「あまり良くない、つまらない」という意味で使いますが、語源は江戸時代にさかのぼるとされています。
江戸時代は関西方面のことを「上方」とよんでいました。そして江戸では上方から来た商品を「下りもの」とよんでいました。

現在では東京方面を「上り」、東京から地方を「下り」と言っていましたが江戸時代までは逆だったんですね。
上方は商売の中心地だったのでそこから「下って」来る商品は他の地方からのものよりいいものが多くありました。

それに対して「下らない」つまり他の地方からの商品は少し品質が落ちる、ということであまり良くないということを「下らない」と言うようになったのです。

<電話に出たとき「もしもし」という理由>
「もしもし」は「申す、申す」が訛ったものです。
電話は明治23年に架設されましたが、当時は回線が不安定で聞こえないことも多々あったそうです。
それでテストのために「申しますよ、申しますよ」そう言っていたのだと言われています。

2023.05.27 | コメント(0)
コメントを書く

お名前

メールアドレス(非公開)

ウェブサイトアドレス

コメント

この記事へのコメント
テキストや画像等すべての転載転用販売を固く禁じます
Copyright © 日本語3.0 All Rights Reserved.