「 〜たら、〜ば 」の使い分けをマスターしよう!|日本語3.0

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「 〜たら、〜ば 」の使い分けをマスターしよう!


A:「みんなの日本語」35課に出現する学習者と日本語教師の頭痛の種、「〜と」「〜たら」「〜ば」の違いです。確かにこの3つは多くの場合において代替可能です。

・春になったら暖かくなります。
・春になれ暖かくなります。

・ボタンを押したら水が出ます。
・ボタンを押せ水が出ます。

「〜ば」の後件は人の意思を汲む文(依頼・命令・許可など)は使うことができません。

・駅に着いたら連絡してね。
・駅に着け連絡してね*

・宿題が終わったらゲームしよう。
・宿題が終われゲームしよう?

・アメリカに行ったら自由の女神を見たい。
・アメリカに行け自由の女神を見たい*

それからもう一つ。「〜ば」の後件は過去形は使えません。

・窓を開けたら一面が雪でした。
・窓を開ければ一面が雪でした*

・うっかり携帯を落としたら壊れました。
・うっかり携帯を落とせば壊れました*

ここまで教えるとカンのいい学習者は「〜ば」を避けて汎用性の高い「〜たら」を使えばいいんだなと理解してくれます。

<参考文献>

2023.01.10 | コメント(0)
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