「目にする」と「見る」、「耳にする」と「聞く」の違い|日本語3.0

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「目にする」と「見る」、「耳にする」と「聞く」の違い

辞書を見ると「見ること」とありますが、確かに多くの場面で置き換え可能です。

同様に「耳にする」は「聞く」、「口にする」は「食べる」ことだと説明できます。

しかし、完全代替可能ではありません。

「目にする」と「見る」の違い。

ex)最近、スーパーで無人レジを目にする。(見る○)
ex)昨日、鈴木さんが買い物しているのを目にした。(見た○)

ex) 映画タイタニックを目にした*(見た○)
ex)毎日2時間ほどYoutubeを目にする*(見る

短い出来事をたまたま意図せずに見ることを「目にする」と言います。

「耳にする」と「聞く」の違い。

ex)昨日英語を耳にした*(聞いた○)
ex)毎日アップルミュージックで音楽を耳にする聞く○)
ex)昨日面白い話を耳にした。(聞いた○)

「耳にする」は意図してずっと聞くというより「たまたま無意識に、少しの間聞いてしまった」という意味です。

「口にする」と「食べる」の違い。

ex)昨日カレーを食べた
ex)昨日カレーを口にした

「食べた」と聞くと完食、もしくは一定量口に運んだというニュアンスですが、口にした」と聞くと一口二口のみ口に運んだという意味になります。

「〜にする」は少しの間、瞬間的な動作に使うようです。

2022.12.08 | コメント(0)
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