日本語のニュアンス解説: "〜時"と"〜場合"の正しい使い分け|日本語3.0

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日本語のニュアンス解説: "〜時"と"〜場合"の正しい使い分け

Q「場合」と「時」の違い

A:初中級の学習者から質問が多いのがこの「場合」と「時」です。

確かに多くの場面で入れ替え可能です。

・雨が降った場合、試合は中止です。
・雨が降った、試合は中止です。

・休むは連絡ください。
・休む場合は連絡ください。


しかし、以下の文はどうでしょうか。

・日本では家に入る、靴を脱ぎます。
・日本では家に入る場合、靴を脱ぎます?


・昨日、家を出た雨が降ってきた。
・昨日、家を出た場合雨が降ってきた*


「場合」はあくまで「仮定」なので「もし」と共起できれば使用可能でできなければ「時」を使うと教えればいいでしょう。

仮定なので基本的には過去の事例には使えません。

・昨日家を出た雨が降ってきた。
もし昨日家を出た場合雨が降ってきた*

日本語学習者の誤用、質問をもとに有料noteです。
日本語教師のための文法・語彙解説書 〜その日本語、学習者にどう説明する?〜https://note.com/hayato49/n/n8262749d79e5

2022.11.29 | コメント(0)
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