存在文には「〜は〜にあります(います)」と「〜に(は)〜があります」の二つの構文があり、学習者は混同しがちです。
一言で言うと「場所に焦点が当たる(場所が主題の)場合は「〜に〜があります」を「物や人に焦点が当たる(主題の)場合は「〜は〜にあります」を使います。
1、「〜に〜があります」の使用例
国や人の紹介をしてもらうとき
T「〜さんはどこからきましたか?」
S「ニューヨークです」
T「へ〜ニューヨークは何がありますか?」
「ニューヨークは自由の女神があります」
2、「〜は〜にあります」の使用例
・ものや人のありかを示すとき
T(自由の女神の写真を出して)「これはなんですか?」
S「Statue of libety(自由の女神)です」
T「そうですね。自由の女神はどこにありますか?」
「自由の女神はニューヨークにあります」
これで物に焦点が当たっているか場所に焦点が当たっているか学習者に察してもらえるかと思います。
<参考文献 >
「初級日本語文法と教え方のポイント」