A:「〜は〜です」構文と「〜は~にあります」は代替可能な場合が多くあり、学習者はどちらを使えばいいのか迷ってしまうようです。
・トイレはここです。
・トイレはここにあります。
・鈴木さんはここにいます。
・コンビニはどこですか?
・コンビニはどこにありますか?
・鈴木さんはどこですか?
・鈴木さんはどこにいますか?。
確かに似たような意味に受け取れますが、完全に代替可能なのかというとそうでもありません。
a.自由の女神はアメリカです*
b.自由の女神はアメリカにあります。
c.自由の女神はどこですか?
d.自由の女神はどこにありますか?
aの文は非文で、「自由の女神はどこですか?」はすでにその現場近くにいて道を聞いている意味に受け取れます。
つまり、「〜は〜です」構文の存在文は存在している前提の存在文だと言えそうです。
それ故か「Aは〜です」構文は存在文「Aは〜にあります」のようにAの存在自体の是非(Yes,No)を問うことはできません。
e. トイレはあります。
e’. トイレはありますか?
また数詞などの修飾語と共起できるのは「あります」「います」のみです。
・私はロンドンに4年です*
・私はロンドンに4年います。
<参考文献>