留学生のアルバイト週28時間ルール、破るとどうなる? 〜実際の罰則令について〜|日本語3.0

インフォメーション

留学生のアルバイト週28時間ルール、破るとどうなる? 〜実際の罰則令について〜

コンビニやスーパー、飲食店で外国の方が働いているのをあなたは目にしたことがあると思います。

彼らの多くは外国人留学生で、正式に就労ビザが降りているわけではありません。


あくまで勉強が目的でアルバイトは勉強に支障が出ない程度に止めると言う名目で就業時間は週28時間までと明確に定められています。

しかし、それは建前で多くの留学生はこの就労ルールを守っていないのが実情です。

と言うのも彼らの多くは借金をかかえて留学費用を補填し、借金と生活費を賄うためにアルバイトせざるを得ない状況だからです。

しかし、常態化しているからと言っても違法は違法で、留学生側にも店側にも罰則が定められています。

留学生(資格外活動許可を持つ外国人)に週28時間を超えるアルバイトをさせていた場合や、雇用主に「不法就労助長罪(第72条の2)が適用され、3年以下の懲役もしくは三百円以下の罰金が課せられます。

留学生は当然28時間ルールを知っているはずですが、雇用者側は知らない人が多いかもしれません。


人手不足が顕著化し、企業や店が留学生に頼らざるを得なくなったのなんてここ数年ですから企業側が外国人就労について知らなくても不思議ではありません。


しかし、法律なので当然「知らなかった」は通用しません。

以下のように留学生を28時間以上働かせたせいで社長も留学生も逮捕された例があります。


免税店大手のラオックスが中国人留学生を28時間を超えて労働させていたことが発覚し、社長と当の中国人留学生が逮捕、書類送検されました。

豚骨ラーメンのチェーン一覧でもベトナム、中国人留学生を最大週39時間以上勤務させたとして社長、留学生が書類送検されています。

また風俗関係で働くことは禁止されており、キャバレー、ナイトクラブ、パチンコ、ゲームセンターで働くと罰せられます。

岩手大学の教授が女子留学生4人にホステスのアルバイトを持ちかけスナックに紹介し、書類送検されました。


このように報道されるにつれ認知度も広がったせいか、留学生側は掛け持ちをして一つのアルバイトさきで28時間を超えないようにしていたり、店側は留学生がオーバーワークをしているにも関わらず証拠が残らないように給料を手渡ししている店も多くあります。

しかし、2019年特定技能ビザが創設され、いわゆる海外から単純労働者の受け入れが決定しました。

法と現状の乖離を埋めるため政府はこれから留学生のアルバイトを厳しく取り締まる構えを見せています。

現に特定技能ビザ施行の前と後では明らかにビザの取り締まりが増え、ビザを取り消された留学生が多くあります。

その結果ベトナム人、ネパール人に対するビザ交付率が劇的に落ち、僕が勤務したことのある日本語学校はそれまで数十人いたベトナム人留学生が〇になりました。

日本語学校関係者や留学生をオーバーワークさせている雇用主はスタンスを改めたほうがいいでしょう。

それでは!

<参考文献>
『知っておきたい入管法』

2022.08.10 | コメント(0)
コメントを書く

お名前

メールアドレス(非公開)

ウェブサイトアドレス

コメント

この記事へのコメント
テキストや画像等すべての転載転用販売を固く禁じます
Copyright © 日本語3.0 All Rights Reserved.