副詞の種類 あり方の副詞、モダリティの副詞、とりたての副詞|日本語3.0

インフォメーション

副詞の種類 あり方の副詞、モダリティの副詞、とりたての副詞


副詞は動詞と形容詞、他の副詞を修飾し、活用変化はしません。

ちょっとわかります。(動詞を修飾)
かなり遅い。(形容詞を修飾)
とてもよく勉強します。(他の副詞を修飾)

福祉には動作や状態を表す「あり方の副詞」、文法カテゴリーに属する「テンス、アスペクト、モダリティの副詞」、「取り立て副詞」が存在します。


「あり方の副詞」
「あり方の副詞」とは動きや事態のあり方がどのようであるかを限定する副詞で、次のように分類されます。

・沖縄はとてもあついです(程度副詞)
・雨がポツポツ降っている(様態副詞)
・部屋がピカピカになった(結果副詞)
・昨日はぐっすり寝た(量副詞)

「テンス・アスペクトの副詞」
「テンス・アスペクトの副詞」は発話時を基準とした相対的な時点を表します。

〜テンスの副詞
昨日、映画を見た。
さっき、ご飯を食べました。
もうすぐ電車が来ます。

テンスの副詞には「昨日」「もうすぐ」のように時を表す名詞が副詞的に用いられます。

〜アスペクトの副詞
・彼はまだご飯を食べている。
・彼女はかつてアメリカに留学していた。

このように動作や事態実現の進行の段階を取り上げた副詞です。


「モダリティの副詞」
話し手の感情を表すモダリティの副詞には以下のようなものがあります。

一体何が起きたんだろう
ぜひ、来てください。
どうも違うみたいです。
きっと明日は雨でしょう

「一体〜だろう」「どうも〜みたい」のようにモダリティを表す文型と共起する場合が多いです。


「とりたて副詞」
文中のある要素を取り立て、同類の他の事物を排除する意味を表します。

・私にできるのはただ祈るだけです。


「否定と呼応する副詞」
否定形と共起する副詞は以下です。

あまり楽しくない
全然面白くない

弱い否定を表す副詞、強い否定を表す副詞があります。

<参考文献>

2022.05.29 | コメント(0)
コメントを書く

お名前

メールアドレス(非公開)

ウェブサイトアドレス

コメント

この記事へのコメント
テキストや画像等すべての転載転用販売を固く禁じます
Copyright © 日本語3.0 All Rights Reserved.