感想「世界から猫が消えたなら」 佐藤健 〜物と人の命はどちらが大事!?〜|日本語3.0

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感想「世界から猫が消えたなら」 佐藤健 〜物と人の命はどちらが大事!?〜

今日は年末年始に見た映画の感想です。

少し前に話題になった「世界から猫が消えたら」というものです。

『世界から猫が消えたなら』


*ネタバレになる部分もあるので、了承していただける方のみこの先をお読みください。


人命とモノはどちらが大切かと言われれば誰しも「人命」と答えるでしょう。

しかし、本当にそうでしょうか、と。

そんな興味深いテーマ設定がなされた映画です。


〜あらすじとテーマ〜

主人公はある日、余命宣告を受けますが、突如現れた主人公の別人格から余命を伸ばすために一つだけ方法があると告げられます。

「1日寿命を伸ばす代わりに何かものが消える」

と言うものです。


主人公は自分の寿命を伸ばすために消すものを選ぶことで、世界から指定されたものが消えます。


電話、映画、時計などが消えていくのですが、そうすることで当然映画好きがきっかけで知り合った友人や恋人との連絡手段であった電話がなくなることでこれらの人間関係も全て失います。

時計が消えたせいで時間感覚が無くなり、文明も大きく遅れました。

仕事をして何か価値を生み出すときに時計がないことを考えれば生産性は格段に落ちることは予想できます。


1日ごとにものが消えていき、戸惑う中ある日主人公の友人が交通事故で亡くなります。


主人公は絶望に打ちひしがれるも、世界は何ら変わらず何事もなかったかのように日常が繰り返されていきます。


「人命は何よりも重い」

そう信じていた主人公が自分が生きていくことで世界がどんどん退化していくことに対して苦悩していきます。

そう。

物は多くの人たちが世の中の発展のために膨大な時間と情熱をかけて生み出した珠玉の作品なのです。

対して人の一生は無為無策に過ごすのであればその人が亡くなっても何も変わりません。

人間だって所詮生物なのですから。

主人公は死に直面し、自分の人生にも限りがあることに気づいてそのことを悟りました。


作品全体のメッセージとしては

「自分がただ無為無策に生きても何も変わらないから、少しでも社会をいい方向に変わるように自分の人生を使おう」

僕はそう受け取りました。

僕は幸いにして余命宣告は受けていませんが、明日事故に遭って死ぬかもしれませんし、そういった意味では主人公と同じ境遇にあると言えます。

そしてこれを読んでいるあなたも。

限りある人生を大事に、できればいい方向に向かうように使いたいものです。

独特なテーマ設定でメッセージもいいのでぜひ見てみてください。

それでは!

2022.01.12 | コメント(0)
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