日本は差別大国!? 〜ネパール人留学生に掃除をさせた結果〜|日本語3.0

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日本は差別大国!? 〜ネパール人留学生に掃除をさせた結果〜

先日僕はこういったツイートをしました。


確か皿洗いなどもそうですが、インドやネパール、スリランカでは掃除はカーストや社会的ステータスが最下層の人がやる仕事で、それを日本の職場でやらされた場合に彼らは差別だと感じるようです。

欧米系の人でも

「なんで掃除なんてさせられるんだ!俺は事務として雇われたし、そんなこと雇用契約書に書いていない。契約違反だ!」

と言ってトラブルになることもあります。

日本では小学校から掃除をするのが当たり前で、会社では社長でさえ雑巾掛けをする職場もありますが、掃除文化はちょっと特殊なようです。


まあ、「掃除は身分の低い人にさせる」と言う南アジアの慣習こそ差別的だと思いますが、特にインドでは子供に掃除をさせて親が訴訟を起こしたと言うような話も聞きました。

他にも日本の職場では5分前には出社して準備しなければならないという文化もあり、学習者から「きちんと時間通りにアルバイトに行ったのに怒られました。店長は差別しました」と言っている学生もいました。

反対に日本のお店側は「ガイジンは掃除をさせると嫌そうな顔をする」「時間を守らない」と外国人に悪い印象を持ってしまう人もいるようです。


日本でも差別があるのは事実ですが、こういった思い違いから「日本で差別を受けた」と勘違いして、それが針小棒大に広まってしまったりそれが元でトラブルになるようなことは避けなければなりません。


日本語教育はそういったことを防ぐ役割を果たすべきだなと考えています。

日本語学校での生活指導の時に触れるのもいいのですが、やはり授業で取り扱うのが理想です。


例えば「〜なければなりません(〜なくちゃいけない)」「〜てはいけません」の文型ともに導入すると言うことです。

「日本ではアルバイトで掃除をしなければなりません」
「日本では5分前に仕事に行かなければなりません」

と言う具合にです。

「へー、そうなんだ!」

という感心と共に導入していけば学習者の習得にも結びつきやすいので一石二鳥です。


この文型「〜なければなりません(〜なくちゃいけない)」は先生によっては「日常会話では使わない」と言う人もいます。

確かに日本人は使わないかもしれませんが、来日したばかりの留学生に日本での義務や禁止事項を表す「てはなりません」「なければなりません」の導入は早期に行うべきだと僕は考えています。


近年、日本に来日する留学生たちの多くがアルバイト生活をしています。

日本側は空前の人手不足から外国人の手を借りなければ成り立たない産業が多くあります。

来日する外国人に日本や日本企業文化を理解してもらうことは学習者、企業側、双方にメリットがあり、日本語教育機関はその緩衝材の役割を担うことが求められていくでしょう。

外国人労働者の実情についておすすめの書籍
「外国人労働者をどう受け入れるか」


「ふたつの日本」


「移民と団地」

2021.10.30 | コメント(0)
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