「ある」「いる」 存在と所在の判別方法|日本語3.0

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「ある」「いる」 存在と所在の判別方法

「ある」「いる」という状態動詞には「所在」「存在」「所有」の3つの意味があります。

それぞれ生物と無生物と共起し、以下は「いる」の使用例です。

1、公園に子どもがいる。(所在)
2、来てない子供がいる。(存在)
3、田中さんには子どもがいる。(所有)

次に無生物と共起する「ある」です。

4、教科書は学校にある。(所在)
5、まだ終わってない宿題がある。(存在)
6、田中さんには勇気がある。(所有)

「所在」と「存在」がよく混同しやすいのですが、一瞬で見分ける方法は「どこに」と問いかけることです。

「どこに」の回答になっていれば「所在」で、そうでなければ「存在」です。

どこに子供がいますか?
→1、公園に子供がいる。

どこに子供がいますか?
→2、きてない子供がいる*

どこに教科書がありますか?
→4、教科書は学校にある。

どこに宿題がありますか?
→5、終わってない宿題がある*

「日本語と論理」

2021.09.13 | コメント(0)
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