実は百害あって一利なし!? 日本語教師国家資格化 で日本語教育は衰退する|日本語3.0

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実は百害あって一利なし!? 日本語教師国家資格化 で日本語教育は衰退する


8月になり、うだるような暑さが続いています。

しかし、相変わらずのコロナ騒動で、暑い中でも町中でマスクをしている人がいます。

コロナの重症者や死亡者数は減っているのに高地トレーニングのつもりでしょうか。

なんども言っていますが、このままだとコロナによる犠牲ではなく、過度な自粛による経済的な打撃の方が大きくなりそうです。

日本語教師も例外ではありません。

今年4月日本語学校の4割が新入生ゼロだという異常事態になっています。

10月入学の分のビザ交付率も絶望的でしょう。


そんな中、相変わらずネットでは

「日本語業界の発展のためには日本語教師を国家資格化して補助金を投入し、日本語教師の待遇をあげるべきだ」

そう言っている日本語教育関係者がいます。

日本語教師の待遇を上げれば給料が安定し、若い人も入ってきていいサービスができるということです。

確かに給与が安定すれば人気職業になるかもしれません。


しかし、それ以上に弊害も多くあります。

日本語教師は現状、働き盛りの人というよりも現役を退いた人がセカンドライフでついている職業で、初老の方が結構います。

僕もよく知ってますがそんな人たちは変化を極度に嫌います。

ICTによる効率化を提案したら断られた経験がある教師は僕だけじゃないはずです。

そんな中補助金が投入されることで老害の先生までも守られ、改革のインセンティブが下がってしまうでしょう。

役所や公立学校などの公務員組織が積極的にイノベーションを起こしているかと言うと疑問でしょう。

また、現在の日本語教師国家資格化の要綱では「対面の一体多数の授業体系」が前提とされています。

つまり、効率の悪い教室授業をやっている先生の給料は保障され、効率の良いマンツーマンレッスンやオンライン授業をしている先生や新しい要素を取り入れてフリーランスの先生への補助が行われないということです。

これで改革のイノベーションは起こるでしょうか?

また国家資格化は現実的に実現できないと考えています。

SNSをはじめとするネットのコンテンツで日本語が自学できる昨今、日本に来る必要性がそもそも薄れているし、技能実習生や出稼ぎ留学生などの問題で日本の労働環境の劣悪さが世界のニュースでも取り上げられています。

そんな国にわざわざ高いお金を出して来てくれるのか怪しいところですし、現に留学生に対するビザ交付率は減っていました。

そんな状況をダメ押ししたのが今回のコロナです。


前述のようにウィルス発生後、渡航そのものが禁止になり、4割の日本語学校は今年4月の入学者数が0人という状況です。

留学生のお得意さんといえばベトナム、ネパール、ミャンマー、スリランカですが、これらの国はいずれも日本よりコロナの被害が少ない国です。

コロナ関連の風評やデマが飛び交う中、わざわざ日本に来るとは思えません。

さらにさらに今回のコロナ関連の補助金で政府は現段階で40兆ほどの財政出動をしています。

もちろん、原資は国債で若い人やこれから世にでる子供たちが払うことになります。

学生が来る見込みがないし、これ以上払うお金がないのに今の政府が日本語教育のために公費負担をするでしょうか?

本気でそう思っている人は脳内お花畑だと言わざるを得ません。


よくTwitterやFacebookのコミュニティで

「日本語業界発展のために声をあげる」

そう意気込んでいる日本語教育者らしき人をよく見かけます。

いかにも意識が高そうに見えるですが、実際は自分で切り開く努力をせずただ誰かになんとかしてもらおうとしているだけではないでしょうか。

はっきり言いますが、日本語業界が発展しないのは国が補助金を投入して待遇をよくしないからではありません。

職場や業界、国に期待するばかりで自分でなんとかしようという気概がない依存的な人が多いから何十年も発展しないのです。

そもそも職場や業界を変えるより自分を変える方がはるかに簡単なのになぜそれをしない人が多いのか不思議です。

確かに自分で何か始めても簡単にうまくはいきませんが、どうせコスパの悪い授業準備をするのなら自分のためになる作業をした方がいいのではないでしょうか。

自分を変えられない人が社会を変えられるわけがありません。

これまで散々述べてきましたがもはや業界全体で待遇アップを測るのは無理ですし、業界全体のメリットもありません。

あとは個々人の努力で自分を守るべきだし、今はそれができる時代です。


日本語教師に限らず、これからの時代はICT化にうまく対応できるかどうかで賃金、知的格差は広がりますがむしろ自然なことです。

スポーツ選手もアーティストもクリエイターもどの世界でもそうですが、実力に応じて得られる報酬が違うのと同じことです。

むしろ頑張った分だけ報われる素晴らしい健全な状態です。

何かをあてにするのではなく自分で行動を起こしましょう。

それでは!

2020.08.09 | コメント(0)
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