自粛期間中、ずっと鬼滅の刃を読んでいます。
いやー面白いですね!
最近はワンピースよりもはるかに売れているようで書店に行ってもほとんど売り切れ状態。
こんなことは前代未聞のことですが、読んでみればそれだけ人気が出るのも納得の面白さ。
僕はアニメの続きである8巻から読み始めて漫画アプリで課金し、最新刊まで買って読み進めてしまいました。
「鬼滅の刃 8」
今回は読んだ感想をシェアしようと思います。
この先はアニメの内容以降の内容に触れているのでネタバレになるかもしれません。アニメの内容以降読んでいないという方はこの先を読むのはやめたほうがいいかもしれません。
<あらすじ>
この物語は妹を鬼にされた主人公、炭次郎が妹を人間に戻すべく鬼を退治する鬼殺隊という隊に入り、鬼退治をしていくというものです。
鬼殺隊のリーダーは柱と呼ばれ、卓越した剣技と身体能力を持っており、柱を中心に鬼殺隊は欲望のままに人を食らう鬼から市民を守るために日々鍛錬し、成長を義務付けられています。
鬼の特徴は以下です。
・身体能力が人間より飛躍的に高い。
・寿命がなく、特殊な刀でクビを切られなければ死なない。
・人間を食えば食うほど強くなる。
・傷や怪我、体の一部分が損傷してもたちどころに修復される。
・鬼によっては特殊能力を使う。
<弱点>
・太陽に当たると死ぬ。
こういった特徴に対して人間には手足の再生能力ももちろんなく、時間が経てば体力も剣技も衰え、特殊能力もありません。
何百年も生き、生きている限り強くなる鬼に対して人間は限られた時間で自分を鍛え強くならなければ対抗できません。
唯一の短所は太陽光にあてることですが鬼はそれを避けるために当然夜に活動します。
したがって鬼殺隊も鬼を討伐するためには夜行動しなければならないため、この弱点もないようなものです。
こんな圧倒的戦闘力差のもとで人間は戦わなければならないのです。
しかし、人間の強さは実はそんな弱点の中にこそあるのです。
以下は鬼殺隊リーダー、柱の言葉です。
「老いることも死ぬことも人間という儚いものの美しさだ。老いるからこそ、死ぬからこそたまらなく愛おしく尊いのだ」

「柱ならば後輩の盾となるのは当然だ。柱ならば誰であっても同じことをする。若い芽は摘ませない」

鬼と違って命に限りがあるからこそその存在を大事にします。
鬼と違って時間や体力に限りがあるからこそ日々を大事にして成長し、大事なものを守るために己を高めようと努力するのです。
鬼と違って時間がなく、得手不得手があるためいくつもの技を極めることはできませんが、代わりにできないことや苦手なことは互いに協力し合うことで大きな力になります。
鬼と違って時間が経てば衰えるからこそ次世代を大事にして助け、育て、成長させるのです。
そうやって人間は幾世代にも研究や研鑽を重ね、自分が得た知識や技能を次世代に伝え大いに発展を遂げることができました。
「サピエンス全史」では人類は協力することで不可能と思われたことを成し遂げてきて他のどの種族よりもとんでもないスピードで発展してきたと書かれています。
地球の誕生を一年とすると人類の誕生はなんと人類の誕生は12月31日の21時ごろだそうです。
https://omocoro.jp/kiji/886/
それくらい短期間で地球を席巻し、発展できるほど人間の力はすごいのです。
「鬼滅の刃 10」
「俺に才能なんてもんがあるように見えるか?俺程度でそう見えるならテメェの人生幸せだな」

こちらは音を操る柱の言葉で短くも含蓄のある言葉です。
この柱ももちろん才能があり、当然死ぬほど努力をした結果、鬼殺隊最高峰の柱になりました。
しかし、才能もあり努力も怠らなかった音柱でさえ遠く及ばないような才能と努力をしてきた柱が何人も存在するのです。
そのことに言及し、相手の鬼に「そんな強敵に出会わなくてよかったね」と皮肉を込めて言っています。
「鬼滅の刃 11」
「今まで鬼と戦ってきた剣士達は必ずそうしてきたはず。自分に合わせた呼吸と剣技に最も自分の力が発揮できる形に変化させ考え抜いたから呼吸は別れて増えていったんだ」

鬼殺隊の剣士達はみんな雷や水、炎などの属性がありそれぞれ独特の呼吸を使って技を繰り出します。
呼吸はもともと「日の呼吸」しかなかったのですがそれが派生して今では幾つもの型に別れています。
というのもそれぞれの時代のそれぞれの剣士達が従来の型を自分に合わせて改良していったため新しい型が生まれていったのです。
従来のものを極めるだけでは新しいものは生まれません。
あなたは今ある技能をあなたに合わせて変えていけばあなたの力も発揮できるし、新しいものを生み出すことにもつながります。
本当に引き込まれる魅力があるので1巻から手にとって読んでみてください。
「鬼滅の刃 1」
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