視聴後「 ペレ 伝説の誕生 」 〜模倣からオリジナルに昇華せよ〜|日本語3.0

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視聴後「 ペレ 伝説の誕生 」 〜模倣からオリジナルに昇華せよ〜


今日は映画の感想で、オススメする映画はこちらです。

「ペレ 伝説の誕生」


ペレは元ブラジル代表のサッカー選手で今のブラジルをサッカー王国として知らしめた伝説の男です。サッカー界で知らない人はいないほどでブラジルでは大統領よりも尊敬されているほど影響力もあります。

サッカーには興味がないという人もいるかもしれませんが、惹きつけられる構成になっており、学びも多いので絶対に見る価値があります。(その証拠に実家で見ていた時父なんて最後の方のシーンで歓声を上げていたくらいですから)


映画のメッセージを一言で言うと「模倣に安住せずオリジナルに昇華せよ」と言うことです。f


どういうことか話しますのでこの先はある程度ネタバレ覚悟でご覧ください。


<あらすじ>

ペレのテクニックは幼少の頃から群を抜いており、大人顔負けの足技テクで他の選手を翻弄するサッカー少年でした。

ただ、ペレの生い立ちは決して裕福ではないスラム街でした。


と言うより当時はブラジル自体大した産業が育っておらず、国民全体が貧困層ばかりでした。それだけに当時のブラジルの貧困地は桁違いに貧しく教育も整備されていない状態だったのです。


今でこそブラジル代表のサッカー選手にはスラム街出身の選手は多くいるため、サッカーはブラジルで貧困層から抜け出す登竜門であると言う風潮があります。


しかし、当時はスラム街出身の人の仕事は清掃など低賃金労働が当たり前で、むしろ仕事に就けるだけラッキーで多くの人は差別や偏見の目に晒されて仕事にすら就けず、悪くすれば麻薬売買や犯罪に手を染める人も多くおり、サッカー選手など夢のまた夢でした。


そうした環境の中で生まれ育ったペレも当然高価なボールやスパイクなどは買えず、整備されたグラウンドとサッカーゴールでプレイすることもなく、裸足でストリートサッカーをしている状態でした。


そんなペレにチャンスが来ます。

地元で少年サッカーの大会が開かれることになったのです。


この大会にはブラジルのサッカー名門チームのスカウトも来ており、サッカー選手を夢見る少年たちにとってはまたとない大チャンスでした。


当然、ペレもそのチャンスにあやかろうと友達数人と出場を決意しますが、大きな問題がありました。

ペレとその友達は誰もユニフォームもスパイクを持っておらず、地元の名門チームがみんな立派なユニフォームとスパイクで試合に挑む中裸足とボロボロの服で出場するなんて物笑いになるだけでした。


そこで付近からスパイクを盗み急遽試合にエントリーしました。(この盗みが原因で後々悲劇を招くことになりますが、それは映画を見てのお楽しみ)


しかし、これが裏目に出ました。

急ごしらえで履き慣れておらず、サイズすら合わない状態なので手練れの名門チーム相手に全く歯が立ちません。
翻弄され、立て続けに失点します。


大量失点を重ね、勝利の見込みがなくなった時少年ペレはみんなにスパイクを脱ぐように指示します。

チームメイトは躊躇するもののこのままでは敗北は必須、サッカー選手の夢も潰えることになり、それだけは絶対に避けなければなりませんでした。


みんな揃ってスパイクを脱ぐことにしたのです。


するとペレとチームメイトは先ほどとは打って変わったボールタッチで相手ディフェンスを翻弄し、得点を重ねます。裸足になったからこそいつものストリートサッカーで鍛えた繊細なタッチが発揮できたのです。

試合はあと一歩のところで破れますが、目がさめるようなプレーをした少年ペレは名門サントスのスカウトマンの勧誘を受けました。

この時の教訓はペレがブラジル代表に選出された時にも活きます。


冒頭でも触れましたが当時のブラジルは決してサッカー大国ではなくW杯の優勝国といえばイタリア、フランス、スウェーデンなどのヨーロッパの強豪でした。


サッカースタイルも欧州式のチームサッカーを取り入れる国が増えておりブラジルもその一つで個人技は最も嫌われていました。


ストリートサッカーで鍛えた個人技があるペレはチーム監督から激しく叱責され、自分の強みを否定され続け、ペレは思い悩んでいました。


しかし、当時のブラジル代表は怪我人が続出しており、急遽控え選手だったペレが出場せざるを得なくなります。


この時ペレは17歳、ブラジル代表、いえW杯最年少の若さでブラジル国民全員の期待を背負うことになるのです。
とはいえ怪我人だらけでチームも崩壊しかけているチームで欧州のチームプレーを真似ても負けは見えていました。


そこでペレは欧州のチームスタイルを全く無視したジンガと呼ばれる個人技で挑みました。


ジンガとはブラジルに古くから伝わる格闘技カポエイラで使うステップで、独特のリズムで相手にプレッシャーをかけるものです。


全く目にしたことのないペレの個人技に観客は熱狂、ヨーロッパ強豪チームの守備陣はなすすべなく崩壊し、ペレにゴールを許します。

デビュー戦で初ゴールという驚くべき快挙を成し遂げた後に挑んだフランス戦ではペレのジンガに触発されたチームメイトもジンガのリズムにの準決勝のフランス戦ではなんとハットトリックを達成します。

決勝でもゴールを決め、17歳で初出場でハットトリックを達成して全試合ゴールという史上最大の成果を残したスウェーデン大会はまさにペレの大会でした。

ペレはその後もブラジル代表として4度W杯に出場しますが、そのうちなんと3回優勝に導きブラジルをサッカー王国たらしめ、自身は「サッカーの王様」の名をほしいままにするのです。


<所感>

この映画のメッセージは何かというと「真似からオリジナルに昇華せよ」ということです。

ペレの時代のサッカー界は欧州型のチームプレーが主流であり、個人技などはもってのほかでした。

しかし、その結果どこの国も欧州サッカーの劣化コピーになってしまっており、欧州サッカーの時代がずっと続いていました。

亜流はどこまでいっても亜流でオリジナルには勝てないのです。

しかし、ペレがそんな欧州型のプレースタイルに土着文化つまりジンガをブレンドさせたことで一気に独特の個人技が魅力のブラジルサッカーが生まれ、その後数十年にわたってサッカー界を席巻するようになりました。


何にでも通じることですが、最初は必ず誰かの真似から入ります。


むしろ最初からオリジナルを追求しようとすると効率の悪い方法をとってしまっていることも多々あります。

巨人の肩に乗るのは決して恥ずかしいことではありません。

ビジネスならライバルのビジネスプラン、落語家なら古典落語、日本語教師なら先輩教師の教案を模倣します。

しかし、より高みを目指そうとすればやはり真似にとどまっていてはいけないのです。

先ほども言いましたが、iphoneに他のスマホが勝てないのと同じで亜流はオリジナルには絶対に勝てないし、その他大勢と同じになってしまいます。


成長したければ巨人の肩を借りて効率化しつつも自分流にアレンジしなければなりません。

そうすることで差別化し、付加価値を生むことができるのです。


「模倣からオリジナルへ」

これが付加価値を生むステップです。意識していきましょう。

それでは!

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2020.02.28 | コメント(0)
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