最近、外国人労働者を巡るトラブルに関するニュースや特集が
目立ちますが、数日前にもこんなニュースがありました。
「日本を夢のような国だと誘い込まないで」フィリピン人留学生、日本語学校提訴
https://www.bengo4.com/c_5/n_9809/
彼女もまたブローカーに3万円の自己負担だけで
「食費、寮費はタダ。ホテルのような環境に住める」
と聞いていたということです。
<ホスファチジルセリン>
シナプスが繋がりやすくなり、ひらめきや思考力、学習効果の高まりが体感できました。
ところが実際は、過酷な介護現場での仕事を言いつけられ
留学生の上限である週28時間を越えた分については
ボランティアとして無給で働かされたり、
1カ月の寮費3万5000円(1部屋5人生活)が給料から天引きされたりするなど、
事前に聞いていた条件とまったく違っていたそうです。
そこで未払い賃金や長時間労働に抗議したところ会社から解雇され
なぜか日本語学校からも退学処分を言い渡されたということです。
どうやら日本語学校とこの介護会社はグルだったようで、
日本語学校を相手取り165万円の損害賠償を求めて訴訟を起こした
ということです。
確かにこれだけSNSが発達し、外国人労働者関連のニュースが拡散されて
いる中、調べなかったのは彼女にも非があるかもしれません。
しかし、異国の地で文化も言語も環境も気候も何もかも違う中で
過酷な労働を強いられ、挙げ句の果てに解雇されて在留資格を剥奪され、
居場所を失った不安さと悔しさ、心細さはいかばかりかと思います。
僕もかつて新卒で入った東京の会社をすぐにクビになった時は
呆然とし目の前が真っ暗になったことを覚えています。
それが外国であったとしたらなおさらでしょう。
彼女の心情は察するに余りあります。
そんな異国の地で勇敢に戦う彼女を応援しようと
クラウドファンディングで訴訟費用を補填する動きがあります。
クラウドファンディング
https://camp-fire.jp/projects/view/169568?utm_campaign=169568&utm_medium=stepmail&utm_source=patron
僕がクビになった時はこんなツールはなくて全て自己資金で
労働審判の費用を賄いましたが、今は本当にいい時代です。
彼女の境遇に過去の自分を重ね合わせて見てしまって
応援の気持ちを込めて僕も支援しました。
これから外国人労働者が増えていくにつれ
外国人による裁判事例も増えていくことが考えられます。
外国の方は言語による壁があるため理不尽な目にあっても
理不尽な状況を理不尽だと思わず、まして日本の労基法について
調べて自ら行動を起こすことは至難の業です。
カナダの村上先生がおっしゃっていますが外国人が不当な目に
遭った際にどのような対処をすればいいのかを
日本語教育の現場で取り入れる機会を設ける必要があるでしょう。
ブラック企業と戦うための行動リスト その1
http://mongolia.seesaa.net/article/462464678.html
<SNSで外国語をマスターする>
もう先生も学校もいらない!?
そう考えるとこの裁判の結果は非常に重要です。
なぜならこの裁判の判決によっては法曹界と日本語教育界にとって
新たなビジネスチャンスになるかもしれないからです。
つまり、
・外国人に対する労働問題は世の中に山積している。
・日本語学校で外国人に訴訟問題に必要な授業を整備する。
・外国の方が不当な目にあった際に裁判を起こす。
・裁判に勝てば成功報酬がもらえる。
この流れが認知されれば日本語業界と法曹界の
新しい資金源になる上にブラック企業撲滅、外国人の人権確立の両方に
貢献できるかもしれません。
日本語業界はもちろん現在、弁護士や司法書士も仕事がない状態なので
成功例が一つできれば今後大きな流れになるかもしれません。
支援者には裁判の経過報告をしてもらえるということなので
僕もこの裁判の経過を分析してどのように日本語教育に生かしていくべきか
ブログで発信しようと思います。
それでは!
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