不登校Youtuberが叩かれているのが意味がわからない件|日本語3.0

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不登校Youtuberが叩かれているのが意味がわからない件


今日Yahooニュースで10歳の不登校Youtuberのことが
取り上げられていました。


記事によるとこの少年は小学3年生当時、宿題をやらずに登校し、
それを休み時間にやらされたりしていたことに対して
不満に思ったことが不登校のきっかけになったとのことです。


周りが学校というものに疑問に思わずに
登校していることに対して「ロボットみたい」と批判し、
Youtuberとしていきていくことにしたそうです。


現在この少年は沖縄在住で「ゆたぼん」という名で活動しており、
彼の元にはたくさんの不登校児や不登校児予備軍の子供達から
相談が寄せられるということです。


彼はそんな悩める子供達のために日々活動を続けると明言しています。


しかし、なぜかこの記事に対して批判が殺到しています。

<SNSで外国語をマスターする>
もう先生も学校もいらない!?



反論の材料を集めてみたのですが大体以下のようです。

(1)宿題が嫌なくらいでやめるなんて舐めてるし、楽な方に流れてるだけ
(2)義務教育の勉強ぐらいしておかないと後々困る。
(3)みんなに「学校に行くな」などと発信するのは無責任


順に見ていき、反論を試みてみましょう。


(1)宿題が嫌なくらいでやめるなんて舐めてるし、楽な方に流れてるだけ

批判理由でかなり多かったのがこの理由でした。

「ただ楽な方に逃げているだけだろう」ということですが、
これは半分正解で半分間違っています。


確かに「宿題が嫌だから辞めた」ということだけを見れば
楽するために逃げたように見えますが、義務教育を辞める
ということはいわゆる正規ルートを外れるということで
かなりの困難が待ち受けているでしょう。


時代は変わってきたとはいえ

「小学校も行ってないやつが」

という批判は必ず予想されますし、企業にしても
小学校中退という異色の学歴を評価するとは思えないので、
就職するのは難しいでしょう。


その点何も考えずに学校に通っている人たちは
卒業すれば学位はもらえるし、
なんとなく就職はできるかもしれません。


したがって「楽な方に流れる」ということで言えば
学校に行く方が実は何も考えず楽な方を選んでいるだけ
とも考えられます。

問題は彼らがそのことをちゃんと理解しているかどうかですが、
彼の活動を見ているときちんと理解しているように思えます。







彼は家入さんや茂木健一郎さん、高橋歩さん、キングコングの西野さん
箕輪厚介さんなど多くの人に会って話しています。


何もせずにただゲーム三昧であれば「後で困るよ」「舐めてる」
って話ですが、積極的に講演や人に会ったりしている彼は
他の小学生以上に努力し、自ら道を切り開こうと努力しています。


(2)義務教育の勉強ぐらいしておかないと後々困る。


この理由も多かったのですがコレもはっきり言って
前時代的な考え方です。

なぜなら「義務教育の勉強ぐらい」なら
今自宅でスタディサプリを使えばかなり高速で学習できます。


英語が下手な英語教師から英語を学ぶよりも
YoutubeやTEDでネイティブの語学に触れた方が絶対に上達します。


また彼はYoutubeやツイッターで発信していますが、
発信者に立つと膨大なインプットが必要になります。

youtubeをただ視聴する他の子どもいや大人たちよりも
断然スキルが身についていくでしょう。


そもそも不登校は今までもありましたが不登校になってYoutubeや
SNSでの発信者となった事例が今までないので
「義務教育を受けないと後々困る」「ろくな大人にならない」
と決めつけることはできないでしょう。


もっと言えば彼が人生を舐めてその後の人生でどれだけ困ろうが
他の人の人生だからどうなっても関係ないと思うんですが、
世の中には実にお節介な人が多いものだとコメントを見て思いました。


(3)みんなに「学校に行かなくていい」と発信するのは無責任

みんなが「学校行かなくていいんだ」と思うと
誰も学校行かなくなるから困るということのようです。


確かに学校生活に向いている人なら言った方がいいでしょうし、
得るものもたくさんあるでしょう。


しかし、現にいじめに苦しんでいる子供や学校システムに合わない
のに行かなきゃいけない、そう思い込んでいる子どもたちも
多くいるのです。


そんな子どもたちがゆたボンさんの姿やメッセージを見て
勇気付けられるかもしれませんし
学校よりも違う活躍の場が見つかれば子供にとっても
社会にとっても有益なことでしょう。


今の時代の義務教育は内容もシステムも社会から
かけ離れていますがそれでも「学校は行くものだ」と
決めつけて無理やり行かせて意味なく数年間
過ごさせることの方が無責任だと思います。


また学校現場もみんなが止めるようになったら困るということで
教育の質を上げようという動きにもつながるかもしれません。


以上、主な批判内容とその反論を書いてきました。

批判意見の中にはそのほかにも社会性が身につかない、
と言った意見がありましたがこれも批判にならないと思います。


なぜなら学校という場所はもっとも社会性がない場所だからです。

同じ年の人と毎日何時間も同じ空間に詰め込まれ、
最低1年間毎日続ける、

それプラス教団で社会を説く先生のほとんどは
社会人経験がない人たちです。


これでどうやって社会性を身につくというのでしょうか。

個人的に一番許せないのは実名でちゃんと発信している彼に対して
匿名で明らかな誹謗中傷コメントを残している輩がいることや
彼をネタにして再生数を稼ぐYoutuberがいることです。


「親子揃ってバカ」とか「社会のゴミクズ」というようなコメントを
まだ10歳の子供や両親が読めばどんな気持ちになるか
想像できないのでしょうか。


彼らが本当にゆたボンさんのことを思ってやっているのかどうか
わかりませんが、実際やっていることはネットいじめです。

義務教育を受けて彼らのような大人になるくらいなら
受けない方がマシです。


先ほども言いましたが彼の事例は

不登校の子どもたちはどうすれば救われるのか、
学校システムがどう変わらなければならないのか、

それらを見つめ直すためのチャンスであり社会実験です。


今の大人にとって嫌な思いをしようが
学校に行くことは当たり前であり彼のように
行かない選択をしている人にどうしても違和感を
感じてしまう気持ちも理解できます。


しかし、嫌な思いをしたから子供もそうすべきだ、という考えでは
いつまでも新しい価値観やイノベーションは生まれません。


自分の価値観を押し付けてネットリンチをするなんてもってのほかです。

若い世代の価値観や創造力を信じて応援してやる、
それが本当の大人というものでしょう。


それでは!

2019.05.04 | コメント(0)
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