『ZERO to ONE』 ピーター・ティール @ 〜競争ではなく独占せよ〜|日本語3.0

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『ZERO to ONE』 ピーター・ティール @ 〜競争ではなく独占せよ〜


今日は以前も紹介した世界的起業家ピーター・ティールの
『ZERO to ONE』です。

『ZERO to ONE』〜君はゼロから何を生み出せるか〜


ピーター・ティールといえばPaypalの創業者として知られ
Facebookにもいち早く目をつけて投資して莫大な利益を上げた
投資家としても知られています。


大統領選においてはウォール・ストリートが大挙して
ヒラリークリントン支持に回る中、トランプ大統領支持に回り
予想を的中させ驚かせました。


現在は人工国家建設に着手するという
飛躍した発想を常に実現にまでこぎつけてきた
世界をリードする起業家、投資家です。


そんな反逆児が書いた本だけに本書では従来の常識とはかけ離れた理論が
多く語られています。

それだけに刺激が強く受け入れられない人も多くいると思いますが、
しかしよくよく読んでみると理がかなっており
今成功している企業全てに当てはまるものばかりです。


これから起業する方にはぜひ一読してほしいと思い、
今回記事にしました。


・競争ではなく独占せよ


従来の経営手法は「ライバルに負けないように頑張る」ことが美徳であり
いかにライバルを打ち負かすかに終始し、競争に勝つ企業理論こそが
美学だとされてきました。


しかし、戦略書のバイブルである「孫子」に以下のような記述があります。

「およそ用兵の法は、国を全うするを上と為し、これを破るはこれに次ぐ。
 軍を全うするを上と為し、軍を破るはこれに次ぐ。

 〜中略〜

 是の故に百戦百勝は善の善なるものに非らざるなり。
 戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり。」



戦って勝つのは敵も味方も傷つけるので戦わずして勝つのが上策である、
と述べていますが、ティール氏も本書の中で

「絶対に競争するな。独占せよ」

ということを強く強調しています。


なぜ競争がダメなのかというと一言でいうと誰も得をしないからです。


飲食店などを見れば一目瞭然で、限られた土地に
限られた顧客しかいない中で店が乱立しています。


しかも、どの店もオリジナリティがなければ顧客からすれば
「まあ、どこで食べてもいいや」
ということになります。


じゃあ、顧客を呼び込むためにはどうするかと言えば
価格を下げるしかありません。


そうすれば他の店も価格を下げ出して価格競争が起こり、
それぞれの店の売り上げも給料も下がります。


このように競争すると誰も得をしない事態が生じるのです。


また競争の欠点としてコピー品が乱立し、
オリジナリティを追求する姿勢がなくなる点が挙げられます。


こうした競争主義は学校教育での成績評価などが原因になっている
とティール氏は述べています。


しかし今の日本、いや世界に必要なのは
「ZERO」から「1」を生み出す事業なのです。


つまりオリジナルの独占企業です。


独占企業というと悪い印象を持つ人が多くいますが、
競争よりもはるかに利点があります。


まずイノベーションが起こり、人々の生活が便利になります。


Googleができたことで辞書という概念が代わり、
誰でも分け隔てなく情報にアクセスできるようになりました。


そしてイノベーションが起こることにより新しいビジネスが生まれ
そこに参入することでトリクルダウンが起きます。


Googleであれば多くのブロガーがアドセンス広告を稼ぐようになったし、
Youtubeが世界中にリーチしたことで多くのYoutuberが生まれました。


このように0から1を生み出す独占企業は競争に比べて
とてつもない恩恵を社会にもたらすのです。

<ホスファチジルセリン>
シナプスが繋がりやすくなり、ひらめきや思考力、学習効果の高まりが体感できました。




・まずは小規模から始めよ。

では、そんな企業を作るためにはどうすればいいのでしょうか。


ティール氏は「まずは小さな市場から独占せよ」と述べています。


理由は簡単で小さい市場の方が支配しやすく、失敗しても
リスクが低いからです。


ティールが最初に手がけた決済サービスは全世界向けだったのですが
市場が大きすぎて誰からも発見されず失敗に終わりました。


そこでeBayに特化した決済にしたところ順調に伸び始め
結果世界を席巻する決済手段になりました。


Facebookも最初は大学内のコミュニティサイトのような形から始まり
Amazonは書籍の販売から始め、結果全世界へと規模が広がりました。


小規模から始めて独占が終わったら次の類似した市場に進出し
その過程でシステムのあり方を変えていくのがベストなのです。


・先行者より後続者が優位である。

ビジネスの世界ではよく「とりあえずやってみろ」「先手必勝」が
大原則であったが、ティールはこれをも否定しています。


もちろん、行動することは大前提ですが
「ダメな計画でもないよりはいい」
ということです。


つまり、ビジネスでは終局を制した方が勝つからです。


どういうことかというと先手を打ってもその商品やサービスの質が低ければ
後から参入してきた質の高いプロダクトに市場を取られてしまうからです。


後続者は先行者の商品やサービスを研究できる立場にあるので
先行者よりもより良いプロダクトを算出できるので、
最終的には勝ちやすいのです。


現にAmazonもGoogleも先行者が既にいましたが、
他社よりも試行錯誤を行なった結果、最終的な勝者に立てたのです。


したがってすぐに手を出すよりもきちんと計画とプロダクトを練って
参入すべきなのです。

繰り返しますがライバルと戦うための計画とプロダクトではなく
ライバルと違った独創的な商品サービスで、かつ
ライバルがいない市場に参入するかが大事です。


ここまで読んでいただいた方は

「競争せずに独占すべき」
「小規模から始める」
「独占したければ先行者利益じゃなく後続者優位をとる」

ことがわかってもらえたかと思います。


では、どうすればこのようなビジネスの種を見つけることが
できるのでしょうか。


それについては次回の記事で述べようと思います。


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2019.04.21 | コメント(2)
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コメント

この記事へのコメント

毎回コメントの返答ありがとうございます。
この記事もおもしろかったのでコメントさせていただきます。

海外の日本語教育市場はマイナーな国だと「独占」できると思いますが、ここで必要な「独創的なサービス」とはなんだと思いますか?

from 海外の日本語講師 2019.04.29 19:01

嬉しいコメントをありがとうございます。^^

>ここで必要な「独創的なサービス」とはなんだと思いますか?

やはりその国の言語に対応した日本語動画コンテンツだ
と考えています。

ヒンディー語で日本語動画コンテンツを
作るだけで5億人が市場になります。
(つまり日本人の約5倍 ^^:)

動画市場はこれから広がりますし、
あまり手を出している日本語教育関係者も少なく
ブルーオーシャンですね。

from 佐藤隼人 2019.04.29 23:25

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