留学生の失踪は自己責任か|日本語3.0

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留学生の失踪は自己責任か


先日、例の東京福祉大学の留学生失踪問題について
Abema primeで取り上げられていました。


東京福祉大学についての一連の報道について振り返り、
スタジオに日本で生活している三人の留学生を招いて実際に生活ぶりや
日本に来た目的などについてインタビューしていました。


率直に言うと深いところまでは掘り下げられず、
悲惨な現状が伝わったのかどうか心もとないと言うところです。

<ホスファチジルセリン>
シナプスが繋がりやすくなり、ひらめきや思考力、学習効果の高まりが体感できました。




なぜなら、スタジオに来ている三人の留学生のうち二人は中国人、
一人はウズベキスタン人で比較的経済的余裕のある留学生たちだったからです。


しかも一人の中国人留学生は東大大学院の学生でほとんど
アルバイトする必要のない学生で彼らの周りにも東京福祉大学のように
失踪した留学生はいないと言うことでした。


他の二人の留学生ももちろんアルバイトと学業で頑張ってはいるようでしたが
いざという時は親からの支援に頼ることができると述べていました。


一方で東京福祉大学で失踪した、または失踪予備軍の学生たちは
親からの援助も全く期待できず、学費と生活費を稼ぐために
授業以外は全てアルバイト漬けで身も心もボロボロになっています。


当然週28時間以上働いている違法労働者なので、
犯罪者が捕まるリスクまで犯してテレビ出演するはずがありません。


テレビでインタビューに答えているネパール人、ベトナム人留学生も
みんな28時間以上労働しているとは言いませんでした。


したがって一般視聴者の方に日本で生活する留学生の本当の深刻さは
伝わっていないんじゃないかと思います。


「自分で勝手に日本に来て少しのことで大学から失踪して不法滞在者になった」

そんな自己責任論が再燃する心配もあります。

「働くために偽装して勝手に来た」

と言う言い分は半分あっていて半分間違っています。


日本が国を挙げて東南アジアから強制連行してくるわけではありませんが、
日本企業、大学、日本語学校が空前の人手不足でなんとか人手を確保したい
と言う共通の思惑があります。


そこでアジア諸国から留学生、研修生と言う形でブローカー経由で
学費の上に手数料を上乗せして騙し取り日本に連れてきています。


日本語学校も大学も留学生が働いている職場も彼らのおかげで
大きな恩恵を被っています。


この恩恵は給料の低い日本語教師や一般の方にはわかりにくいかもしれませんが、
例えば所得税、住民税、消費税などです。


所得税や住民税は所得を基準に税額が決まるので
四六時中バイトをしている彼らの税額は10〜20万くらいはあります。


しかもそれだけ多くバイトをしても学費や生活費の支払いに消えるので
彼らの手元にはほとんど残りません。


さらに意外に知られていませんが、在留外国人は長期短期滞在関係なく
年金や健康保険料にも加入義務があります。


破綻しかけの年金や健康保険料でさえも彼らに支えられているのです。

年金なんて彼らが払っても間違いなく見返りがないのですが、
それでも払っているのです。

<酵素ドリンク 〜摂取し出すといくら食べても翌日胃もたれしなくなりました>


我々日本人は見えないところで在留外国人にこれだけ多くの恩恵を受けているため
政府も企業も学校関係者も見て見ぬ振りをしているのです。


にも関わらず「勝手に来たので自業自得」は通用しないでしょう。


学生にも甘い部分はあったかもしれませんが、詐欺まがいのことをして
日本に外国人を連れてくるブローカー、便乗して働かせる企業や日本語学校、
日本社会全体にも大いに責任があるのです。


東京福祉大学の言い分も載せておきましょう。

「大学では本来なら大学進学が難しい、成績が悪かった学生をたくさん 
 救ってきました。そのような救った学生に裏切られた形です」


もしきちんとした日本語教育を施して学生の日本語能力を上げたのであれば
「救った」と言うのも納得できますが、実態はそうではありません。


先生も教室も足りず、銭湯の2階を臨時教室に設定して
授業時間も減らしていたと報道でありました。


大学の言い分はただの屁理屈でしょう。


日本の大学は規制緩和以降増えすぎました。


それでいわゆるFラン大学なるものが全国にできたのですが、
少子化が進んでいない頃はまだ良かったのです。


ところが少子化が深刻になるにつれ、私大の4割が定員割れになる
事態になりました。


そこでお金のない学生を海外から引っ張ってきて
今回のような事態になったのです。


今の日本には高度経済成長の時に作られたシステムや組織が多くあり
それを維持するために賃金を下げ、労働時間を増やし、さらに海外から
若い労働者を引っ張ってきています。


このせいで何が起きているか。

これは先日の日経新聞の記事から抜粋したグラフです。

スクリーンショット 2019-03-27 23.05.33.png

今のような対処法は短期的にはシステムを維持できますが
長期的に日本人を貧困に追いやっている最悪な対処法です。


「そうしないと日本の会社が潰れるから仕方がない」

そう言う人もいるでしょう。


しかし、低賃金や長時間でしか人を雇えない会社はその時点で経営に
失敗しているので潰れたほうがいいと思います。


無理やり帳尻を合わせようとするので日本人の給料も下がり
留学生がブラック労働に苦しみ、ブラック企業を支えることにもつながるのです。


会社なら潰れるのですが大学は様々な規制に守られていているので
維持できているところが厄介なところです。


日本語学校もそうです。


出稼ぎ留学生に頼っている時点で経営に失敗しているのです。


じゃあどうすればいいかと言うと解決策は自動化、省人化です。


個人が自身の能力にレバレッジをかけて労働者何人分も
稼ぐしか道はありません。


一人でも多くの人がそれに気づいて行動していけば
今回のような問題は起こらなくなります。


留学生や実習生が引き起こす問題はもはや彼らだけの問題ではなく
日本の産業構造が引き起こしている問題です。


したがって我々が解決に動かなければなりません。


できるところから行動に落とし込んでいきましょう。


それでは、悠々と急げ!


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2019.03.26 | コメント(0)
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