脳内の概念を言語化するlanguagingとは 〜言葉にすることで語学力がアップする〜|日本語3.0

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脳内の概念を言語化するlanguagingとは 〜言葉にすることで語学力がアップする〜


語学習得のためには
「目標言語漬けにしてずっと目標言語に触れている必要がある」

語学教師であればそんなことを聞いたことがあるかもしれない。


実際、留学して目標言語を話せるようになった学習者も存在する。

しかし、これは必ずしも正しくないという実験結果が出ている。

ある幼児にに外国語のテレビをずっと聞かせて育てたところ
その幼児は目標言語を聞き取ることが可能になったものの、
発話を促すと文法的におかしな言語で発話するようになった
と言う研究結果が報告されている。


外国語漬けにして語学習得に成功する学習者とそうでない学習者
両者を分かつものは何だろうか。


聞き取りだけでなく正確に発話ができるようになるためには
言語化だと言われている。


文法と語彙を組み合わせ文を作る作業をし、自動化していなければ
文法的に正しく発話できないと言われている。


テレビで外国語を聞くだけでは発話の機会がないため
リハーサルをする必要がなかったのだと考えられる。


言語化することは語学習得だけでなく
知識習得や学習においても重要な役割を持つ。

このような言語化をLanguagingと呼ぶ。


今回はLanguagingの効果をまとめた。


「自己説明からみたlanguagingの理論と研究」
https://mue.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=685&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=17

『SNSで外国語をマスターする冒険家メソッド』 村上吉文


Languagingとは具体的に学習者地震が思ったことや考えたことを
言語化させることであり、語学教育では発話を促したり文作や作文を
書かせる作業がそれに当たる。


Languagingの効果は学習者が自ら言語化することにより自身の思考を
モニタリングすることができ、誤用に気づき改善が可能な点である。


また既有知識と新しい情報を組み合わせることで脳が活性化し
学習を定着させると言われている。

一般的に自身が理解していない概念を発話することはできないため、
発話のために理解しようと試みる過程で定着に結びつく。


従ってLanguagingは外国語学習においてはもちろん
その他の学習においても効果がある。


実際、フランス語学習者を対象とした実験では学習した項目について
質が高く長い時間Languagingができた学習者はテストの点数が
おしなべて高かったと言う実験結果が報告されている。


しかし、以下の状況下ではLanguagingは効力を発揮しないと言われている。

一つは具体的な事象を言語化する場合である。

なぜなら具体的な事例は道の行き順や料理の手順などある程度
決まっている言葉を多用するため認知機能を活性化させる必要が
ないからだと考えられる。


反面
「ブロックチェーンについて説明せよ」「アベノミクスについて意見を述べよ」
と言う課題であれば抽象的であり様々な言葉や文法構成で説明ができる。


そのため言葉を探し、文法との正しい組み合わせを思考する過程で
脳が活性化するのである。


Languaging研究の今後の課題はより具体的な定義づけに立ち返ることである。


例えば言語化の中でも「ある概念を説明する」ことと
「外国語を発話する」ことは根本的に異なる恐れがある。

「説明」は構造的で論理構成力が求められるが、
「外国語を発話する」ことは帰納的な能力が求められる。


言語化の中でも分野によってどのような効果があるのか
それらを整理することによって
Languagingに対する深い理解が得られるだろう。


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2018.12.15 | コメント(0)
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