読後 『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイヤモンド  〜欧米が新世界を侵略できた理由〜|日本語3.0

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読後 『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイヤモンド  〜欧米が新世界を侵略できた理由〜


ジャレドダイヤモンド博士の『銃・病原菌・鉄』の書評の続きです。

『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイヤモンド


前回記事

読後 『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイヤモンド @ 
〜なぜ近代以降世界に覇を唱えたのが欧米なのか〜
http://hayato55.com/article/184424860.html?1538808859

読後 『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイヤモンド A 
〜人類は食料生産をいつどこで始めたのか〜
http://hayato55.com/article/184597214.html?1542009749

読後 『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイヤモンド B 
〜なぜメソポタミアで食糧生産が始まったのか〜
http://hayato55.com/article/184924708.html

読後 『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイヤモンド C 
〜なぜユーラシア大陸が先に発展したのか〜
http://hayato55.com/article/184937001.html


<欧米が新世界を侵略できた理由>

ヨーロッパ列強が圧倒的軍事力を用いて南北アメリカ大陸を侵略した。

一般的な歴史的事実としてそう教えられるが、正確にはそうではなく
ヨーロッパ人がやって来る前にユーラシア大陸から伝わった病原菌で
南北アメリカの先住民はほぼ絶滅していた。


例えば北米大陸には2000万人の先住民が生活していたが、
ヨーロッパからの伝染病によって95%が死滅したと推定されている。


1520年一人の奴隷がメキシコにもたらしたウイルス、天然痘の大流行により、
当時2000万人だったメキシコの人口は1618年には160万人に減少した。


ヨーロッパからの移住者はほぼ無人だった土地を支配したことになる。

感染症というものは集団生活を送る先住民の間で発生し、
多大な被害をもたらす。


ヨーロッパでも当然、感染症による死傷者は出たが、繰り返し
発生するうちに体内に免疫ができていった。


アメリカ大陸ではヨーロッパ人と接触する以前はユーラシア大陸発の
感染症に感染した経験がなかったためなすすべなく被害が広がっていった。


特に人口密度の高い先住民の間ではその被害は甚大だった。


しかし、奇妙なことにユーラシア大陸からの病原菌がアメリカ大陸に
破滅的な被害をもたらしたが、反対にアメリカ大陸発祥の病原菌が
ヨーロッパ人へ被害をもたらした例が確認されていない。


ヨーロッパ人と接触する前インカ帝国やメキシコでは
過密な人口密度を支えるほど高度な文明が発展していた。


過密な人口から病原菌が発症し、流行し、ヨーロッパ人に
感染しても不思議でないはずだがその例がほぼないのである。


それはなぜだろうか。

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その疑問は人間がかかる病原菌の発症元をたどれば解ける。


即ち人間に感染する病原菌は群居性を持つ動物が家畜化された際、
それらの動物が持っていた菌が変化し感染したものである。


前に触れたように家畜化された動物の全てが
ユーラシア大陸に住んでいたため、先に感染して免疫を作ることができた。


こうして軍事力というよりも免疫力によって差をつけた
ヨーロッパ人が新世界に対して圧倒的優位に立ち、
ほぼ無人化した新世界を征服していったのである。


*noteでもブログと同じ記事の内容を整理して公開しております。
https://note.mu/hayato49

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2018.12.03 | コメント(0)
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