読後「最高の結果を引き出す質問力」 茂木健一郎 〜良質な質問は人生と世界を変える〜|日本語3.0

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読後「最高の結果を引き出す質問力」 茂木健一郎 〜良質な質問は人生と世界を変える〜


学生時代は与えられた課題に対していかに早く正解を見つけるかが
問われます。

正解は一つであり大抵人に聞くか解答欄を見ればわかります。

しかし、社会に出ると自ら課題を作り出し、
答えも自分で作り出さなければなりません。


正解は一つではなく無限にあるため、その時の正解を選択し、
正しいと信じて進まなければなりません。


正解が保証されている世界ではないので時に不安になることもあります。


しかし、良質な質問を立てることで問題が具体化し、すべき行動が
明確になり、不安も消えます。


脳科学者の茂木健一郎氏は『最高の結果を引き出す質問力』で
いかにして良質な質問を生み出していくのかその方法を伝えています。

<『最高の結果を引き出す質問力』茂木健一郎>


iPS細胞を発見した京大の山中伸弥教授も

「iPS細胞のメカニズムを発見してください」

と誰かに言われたわけではなく自分で課題を設定して研究していくうちに
細胞を再生できる「細胞」があるということを発見したのです。


スティーブ・ジョブズもiphoneを作ってと言われて
作ったわけではありません。

PCを民主化するためにはどんな形のどんなデバイスがいいのか、
ずっと考えた末iphoneを発明したのです。

「多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ」

ジョブズはそう語ったと言われていますが、顧客に教えてもらうのではなく
自分で最適な課題を見つけて具現化しなければならないのです。

その課題は誰も答えを知らないので自分で質問を作って
解決のために行動することが求められます。


このように問題を発見し、解決のために質問を作って行動していくことは
人類を前進させるほどの大発見にもつながるのです。


では、具体的にはどうすればいいのでしょうか。

まず、我々は質問の前段階として「疑問」を持つことが大事だと
茂木氏は述べています。


疑問というのは「あれ、なんか変だな」「なんか嫌だな」という感情です。

そういったなんとなくの直感というものは正しいものなので
大事にしなければなりません。


その疑問を「なぜ違和感を感じたのか」とメタ的に自分の立ち位置を見て
具体的に考えてください。

いわば感情に論理の糸を結びつけるのです。


僕が日本語学校に勤務したときのことを例に挙げて具体的に説明します。

学生たちは最初は元気に授業に参加しています。


しかし、日に日に元気がなくなり、居眠りや欠席が目立つようになり、
授業をしている側も嫌になります。

ここで自分だけの問題なのか、他の先生や他の学校でもそうなのか
を観察しなければなりません。


これがメタ的に見るということです。


自分だけに起きている問題であれば自分の授業を改善しなければなりませんし、
他の先生でも他の学校で同じような状況であればシステム上の欠陥だとわかります。


結果、どうも僕の授業だけで起きていることではないことがわかりました。

学生たちに話を聞いてみると学校以外の時間はみんな学費を払うために
アルバイトをしていることがわかったのです。


もちろん並行して授業を改善しなければならないのはそうですが、
ダメな仕組みの上でいくら頑張ってもダメなのも事実です。


じゃあ、日本に来て働かずとも日本語を学習するにはどうすればいいのか、

インターネットで学習コンテンツを作る、

と一つの回答にたどり着くのです。


こうやって最初の違和感から論理の糸を紡いでいく作業、
これが疑問から質問に起こすということです。


ぜひ皆さんもお試しください。


それでは!

2018.11.08 | コメント(0)
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