読後『Youtube革命 〜メディアを変える挑戦者たち〜』ロバート・キンセル 〜youtube副社長が見据える動画の未来〜|日本語3.0

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読後『Youtube革命 〜メディアを変える挑戦者たち〜』ロバート・キンセル 〜youtube副社長が見据える動画の未来〜


今日も読んだ本をシェアします。

Youtubeの副社長が書いた本です。

『Youtube革命 〜メディアを変える挑戦者たち〜』ロバート・キンセル 


ちなみに解説はメディアアーティストの落合陽一氏が務めています。

『日本再興戦略』


マスから個人の時代が叫ばれて久しい世の中ですが、
映像の分野でも同じことが言えます。


従来はテレビや新聞で情報発信されていましたが、現在は人口減少社会です。

個人は興味がないテレビ番組を見るよりも
Youtubeで好きな動画を見ることを選択できるようになりました。


一方で企業側も従来はお茶の間にマス的にCMを流していました。

しかし、お茶の間にはそのCMに興味がない人も多くいるため、
効率的とはいえないものでした。


それでもテレビしか映像媒体がない時代なら大多数にアプローチできるため
ある一定の効果はありましたが視聴率低下が著しい昨今、
従来のような効果は見込めません。


その点YoutubeであればGoogle検索の履歴からその人の趣味趣向を
AIが解析し、Youtubeを見た際にその人に合ったCMを流します。


このように個人にとっても企業側にとってもメリットがあるYoutubeは
今後人口増加著しいアジアに広がっていくことで莫大な市場が見込めるでしょう。


Youtubeの調査によると平均的なアメリカ人は1日5時間動画視聴に
時間を使うとのことです。

また、好ましいニュースの入手方法を尋ねたところ
46%が「観る」、35%が「読む」、17%が「聞く」であり、
ニュースチェックも動画ですませる傾向が出てきているとのことです。

この本はそんな将来有望なYoutubeの現状と未来が語られています。


・どんなYoutuberがどんな役割を果たしてきたのか。
・どんな国籍の人がどんな動画を見るのか。
・彼らはどうやってYoutubeで成功をおさめたのか。


今からYoutubeを始める人にとって有益な情報が綴ってあります。

まずはどんなYoutuberがどんな役割を果たしてきたのでしょうか。

例えばタイラーというYoutuberは自身がゲイであることをカミングアウトし、
同じ境遇にあり世間から理解されないと感じているLGBTの人が共感し、
有力なチャンネル支持母体になっています。

そうして支持を取り付けたYoutuberがLGBTを応援するための
団体への寄付を呼びかけLGBTの地位向上に貢献しています。


インドではAIBというコント集団が反レイプキャンペーンをはり、
その制作ビデオは世界中で拡散されるようになり
AIBはインドの代表的な風刺グループの地位を確立させました。


Youtubeといえば子供が見るものだと思われがちですが、
ミズーリ州出身のジェニーはキルト技師のおばあちゃんYoutuberです。


彼女は一家が事業に失敗して破産し、土地代すら払えなくなり
ハミルトンという小さな村への引っ越しを余儀なくされました。


息子は仕方なく祖母のキルトを作る様子を動画にし、
Youtubeにアップすることにしました。


すると世界中のニッチなキルトファンの視聴者がチャンネル登録するようになり
ぐんぐんとPVが増えていきました。

それに伴ってジェニーのキルトの人気が上がり
倉庫に在庫が収まりきれないほど発注が増え、在庫を置くための
ビルが増設されるまでになりました。


このおばあちゃんYoutuberのキルトを購入するために
世界中から多くのファンがハミルトンを訪れるようになり、
今ではそのキルト社関連の店が17店に増え、
周囲にはハンバーガーショップ、レストランが立ち並ぶようになったそうです。

こうして一人のおばあちゃんYoutuberと息子の奮闘が
ゴーストタウンの町おこしにつながったのです。


ジャスティンビーバーは元々Youtubeで発掘された歌手ですが、
彼を発見したプロデューサーが大手レコード会社に彼をデビューさせる
ことを持ちかけるも拒絶されます。

その時点でYoutube視聴回数が6千万回に登っていたにも関わらず、
視聴回数は売上につながらないとレコード会社は考えていたのです。


レコード会社に断られ続けやっとの思いでCDをリリースしたところ
iTunesのヒットチャートの7位にランクインしました。


その週はマイケルジャクソンの死によりヒットチャートは
1、2、3、5、6、8、9、10位がマイケルジャクソンの曲が
独占していましたが、7位にジャスティンビーバーの曲が入っていたとのことです。


名もなき若きアーティストが名だたる歌手を抑えて
堂々の7位、いうまでもなく音楽業界始まって以来の快挙でした。


従来、音楽プロデューサーは数多くのオーディションや
路上アーティストを見極めて発掘しなければなりませんでした。


それでもデビューでき、かつ継続的に売れるアーティストになれる人材は
ほんの一握りでした。


しかし、現在はYoutubeで視聴回数が多いアーティストを探すことができます。

音楽プロデューサーはネットサーフィンで才能を発掘することができ、
同時にアーティスト志望者にとっても大ブレイクする大きなチャンスがある
ということです。

Youtube上で音楽活動をすれば例えデビューまでに至らなくても
一定のファンを獲得すれば音楽活動だけで生活できる人は増えていくでしょう。


<これからYoutubeで勝つために>

Youtubeが夢に満ちた動画プラットフォームであることは
わかってもらえたと思います。


本書で触れられているyoutuberたちは例外なく孤独な道を歩き、
成功するまでひたすら情熱と時間を動画作成に注いでいます。


情熱と才能は前提条件であることは間違いありません。

しかし、勝利するためには戦略も不可欠です。

それも日本人Youtuberはあまり意識していないようですが、
世界の視聴者を視野に入れた戦略です。


アメリカ人Youtuberはファンの60%以上が海外の視聴者だということです。


元うつ病Youtuberのリリー(アメリカ国籍)はうつ病体験を
ビデオにし、アップロードし始めたところ海外から大きな反響があり
とりわけトリニダード・トバゴからの視聴者が多数を占めると語っています。


視聴者数では視聴者数第二位がブラジルで、サウジアラビアの
動画試聴時間は年間でカナダ人よりも30時間ほど多いのです。


このように英語やアラビア語発信のYoutuberは
海外にもアプローチできるので国外からのファンの方が多いという
現象が自然に起きるのです。

日本人Youtuberのほとんどのファンは日本人ですが、
原因はやはり海外視聴者が日本語の壁に阻まれていることが大きいでしょう。


したがって日本語を使わない動画をアップロードすることが
今後世界で戦う上で優位になると考えられます。


1億人に満たない日本人視聴者と15億人に達し今後さらに伸びる市場
どちらを視野に入れたほうがいいかは考えるまでもないでしょう。


では言語の壁を越えうる動画とはどういったものでしょうか。
ちょっと考えてみました。

1、英語やスペイン語を使った動画、または字幕をつける。

第一に考えられるのはこの手段でしょう。

英語は話している人の人口が多いし、スペイン語は話している国の種類が
多いので、外国語で発信したり字幕をつけたりすることで
アプローチできる市場は大きくなります。

字幕はYoutubeの自動字幕機能がありますが、まだまだ精度が高いとはいえません。

また、見たことがない文字で書いてあるタイトル動画を
シェアし、字幕をつけて見ようとする人がいるとは考えられません。

通常、タイトルを見て興味深いと思われてシェアされるため、
タイトルを外国語で書くことは有効だと考えられます。


2、サイレント動画、コント

チャップリンやミスタービーンの動画は今でも強力な拡散力を
持っているようです。

お笑いを目指す人は言語に関わらず楽しめるサイレント動画やコントに
挑戦すると大きなチャンスがあると考えられます。


3、語学教育Youtuber

英語や日本語を教える動画もチャンネル登録者を多く集めています。

英語やスペイン語を教える動画を作れば多国籍で巨大な市場を見込めるでしょう。

日本語教師は給料が低いと言われていますが、
Youtubeで日本語を教える動画を作れば収入アップも狙えます。


4、特技系動画

サッカーやバスケのスーパープレー集も多くの再生回数を稼いでいます。

こちらも言語に関わらず目で楽しめるからです。

別にプロじゃなくても体を使った特技を披露すれば
一定数のファンは集まるかもしれません。


と、今の段階で思いつくのはこれくらいでしょうか。


自分の才能にかけたいけど今の生活もあるので
なかなか始められないという人もいるでしょう。

そんな人のためにマネタイズ方法を教授し書評を締めくくりたいと思います。


1、広告費

最もポピュラーなマネタイズ方法で、
自分の動画に広告を貼り付けそれがクリックされたら0.1円(本当はもっと少ないらしい)
が収入として得られるというものです。

もちろん、ある一定数のチャンネル登録者を集めなければなりません。


2、Youtubeクラウドファンディング、投げ銭機能

Youtube視聴者からパトロンを集める方法で、
うまくいけば100人くらいの登録者の中からあなたのパトロンになり、
動画が続けられるように資金援助したいという人が現れるかもしれません。

本書ではアーティストは1000年前のマネタイズ方法に戻る、
と表現していますが、1000年前といえば王族が芸術家のパトロンになり
資金援助することで芸術活動ができていました。

それに近い形がこのYoutubeクラウドファンディング、投げ銭機能です。


3、自社の製品を売る

先ほどキルト技師のおばあちゃんYoutuberの成功例を紹介しましたが、
Youtubeを通じて商品を売ることも可能です。

アーティストなら音楽CDやデータを語学教師ならDVDなど
自分の動画のコンテンツに合わせて商品を生産し、販売につなげることで
マネタイズ可能になります。


以上、本書の内容を紹介しました。


Youtuberは才能溢れるタレントの宝庫というイメージがありますが、
Youtubeは別に特技でなくともあなたのコンプレックスや欠点でもいいのです。

先ほど書きましたが元うつ病YoutuberやLGBTのYoutuber、黒人Youtuberなどが
赤裸々に自身の体験記を語ることで多くの支持者を集め、
マイノリティの権利獲得に大きく貢献した事例を紹介しました。


弱点や欠点ですら長所になりうるのがYoutubeです。

学校や職場に居場所を見出せない人も自信を持って自己表現しましょう。


この広い世界にあなたを受け入れてくれる人は多くいます。


あなたの少しの勇気が多くの人を救うきっかけになるはずです。

それでは!


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2018.08.06 | コメント(0)
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