サッカードイツ代表引退について 〜失敗のしわ寄せは外国人に向けられやすい〜|日本語3.0

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サッカードイツ代表引退について 〜失敗のしわ寄せは外国人に向けられやすい〜


最近、サッカードイツ代表のエジル選手が代表引退を表明しました。

その引退を巡って彼がツイートした内容が波紋を広げています。

トルコ系の移民である彼は
「ずっとドイツのファンから差別を受けていた」と言うのです。


彼の話によると今回のW杯でもスウェーデン戦ではファンから「トルコの豚!」と
罵られたと言うことです。


彼に対してはドイツ国歌が流れても起立せず疑念を持たれていたとか、
またタイミング悪く出てきたのはこの写真です。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44933892

トルコのエルドアン大統領とのツーショットです。

トルコは最近司法を支配下に置いたり、大統領の権限を増やすよう
憲法を改正したり、メディアやネット規制を敷いたりで独裁色を強めています。

欧米から批判をされており、ドイツからも批判が出ていました。

この写真はエルドアンの選挙前に撮られたものですが
エジルが独裁者の宣伝に協力していると非難轟々でした。


そういった背景がある上に
ドイツは今回史上初のグループリーグ敗退したことで
彼にも批判の矛先が向いたのでしょう。


ドイツにはエジルのようなトルコ系移民が多くいます。

ドイツは70年から80年代の高度経済成長期に成長スピードに
人口増加が追いつかず働き手不足に陥っていました。

そこでドイツはトルコから移民を引っ張ってきて
単純労働者として働かせようと考えました。


ところが経済成長が終わり、労働需要がストップした結果
多くの労働者が切られました。

で、真っ先に切られたのがトルコ系の労働者です。

路頭に迷った労働者にドイツ政府は住居を貸し、
トルコに帰れるようにトルコ語教室などを開設しているそうです。


エジルもその時トルコから来た移民の3世です。


前回、ドイツが優勝した時、彼は大きく貢献しました。

その時、彼に対する批判はほとんどなくむしろ優勝の立役者として
魔法のようなパス使いと称されドイツでは英雄扱いでした。

実際彼のアイデア、スピード、パスセンス
どれをとっても大会MVPものでした。


しかし、今回のW杯での彼のパフォーマンスは冴えず、
チーム自体も惨敗を喫したため今回のようなことになったのでしょう。


もちろん、別に彼だけが非難されたわけではありませんし、
エジルの行動にも非があったと思いますが、
それまでの功績を考えると観客の反応はちょっと冷たいような気がします。


「ドイツで年俸もらってるじゃないか」

と批判されていますが逆に言うと税金も払っていたわけです。

エジルも彼らもそれまで異国の地で多大な貢献をしてきたのです。

どうしても失敗のしわ寄せは外国人によってしまうのです。

日本も対岸の火事ではありません。


日本でもトヨタが日系ブラジル人を大量に受け入れましたが、
リーマンショック後真っ先に切られたのはブラジル人たちでした。

それで彼らが生活保護に頼るようになり、
そのための生活保護費が膨らんでいると言う報道がありました。

それまで低賃金で働き、日本経済に貢献していたにも関わらず、
そのニュースが報道された時は彼らもネットで叩かれていました。


不景気になった時、うまくいかなくなった時不景気になった時、うまくいかなくなった時
批判の矛先は必ずよそ者、つまり外国人に向けられます。


そうなった時日本でも排外主義が台頭し、
思わぬ悲劇に結び付く恐れもあります。


そんな時に「冷静になりなさい」といっても難しいものです。

SNSが乱立している現在、事実よりも共感が先行しやすいからです。


産業界は人手が足りないからといって安易に外国人労働者に頼るのは
やめたほうがいいし、日本語学校もそんな構造に乗っかり、
留学生にアルバイトばかりさせるべきではありません。


もし、これを読んでいるあなたが今そんな構造の上で働いているなら
すぐに方向転換したほうがいいでしょう。

自分に嘘をつくとあとで自分の人生に影響があります。

違和感をそのままにせず勇気を持って正しいことをしましょう。


僕はそんな同士と出会えることを心待ちにしています。

それでは!

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2018.07.26 | コメント(0)
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