動詞の分類方法 〜変化動詞・動作動詞と瞬間動詞・継続動詞〜|日本語3.0

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動詞の分類方法 〜変化動詞・動作動詞と瞬間動詞・継続動詞〜


動詞はいくつかの観点から分類可能である。


大きく分類すると「状態動詞」と「動き動詞」である。

「動き動詞」は一定の時間内での「動き」を表す。

動きが開始し、ある期間継続し、終結するといった展開や
主体や対象が変化する、といった「動き」全てを表すものである。


「状態動詞」は「動き」を表さず、恒久的に成立、生存している
状態や関係を表すものである。


状態動詞には性質、存在、関係を表すものに分類される。

・この部屋は寒すぎる。(性質)
・教室に学生がいる。(存在)
・彼女は僕の叔母にあたる。(関係)


一方、動き動詞の分類の仕方は多岐に渡る。

一つは「動作動詞」と「変化動詞」の分類方法で、
もう一つは「瞬間動詞」と「継続動詞」の分類である。


<動作動詞と変化動詞>

動作動詞は主体がどのような動作をするかを取り上げ、
以下のようなものがある。


・子供達が公園で遊ぶ。
・田中さんが公園で散歩する。
・鈴木さんが座る。


一方、
変化動詞は主体がどのような変化をするかを取り上げたもので
以下のような動詞が挙げられる。


・ドアが開く
・荷物が届く
・祖父が死ぬ


「座る」は変化動詞に分類されると思いがちだが、
「座る」行為を行う主体には意思性がある。

したがって意思性がある動作動詞に分類されるのである。


一方、「死ぬ」は動作動詞に分類されると思われがちだが、
「死ぬ」行為は通常死のうとして完遂されるものではない。

つまり、意思性がなく「変化動詞」に分類される。


また、他動詞と自動詞のペアが存在する動詞の場合、
他動詞が動作動詞に分類される場合が多く、
自動詞は変化動詞に分けられる場合が多い。


他動詞は人の動作に焦点を当てたもので、
意思性があるため動作動詞に分類される場合が多く、

自動詞は自然物などの無生物の変化を表すため、
変化動詞に分類される場合が多いと考えられる。


ただし、自他のペアがない動詞はこの限りではない。

・遊ぶ(自動詞・動作動詞)
・歩く(自動詞・動作動詞)

<瞬間動詞と継続動詞>

「瞬間動詞」は動きに幅がない、または動きを観察できない動詞である。

・みんなが立つ。
・電気をつける。
・6月に結婚する。


「継続動詞」はある程度動きが継続し、動きに幅がある動詞を指す。

・子供達が遊ぶ。
・レポートを書く。
・車が走る。


「結婚する」はある程度期間があり、継続動詞に分類されるように
思われるが、「結婚する」瞬間は観察することができず、
「結婚する」動作に幅はない。


したがって瞬間動詞に分類される。


「〜ている形」と共起すると多くの瞬間動詞は
「結果の残存・維持」を示す。

・みんなが立っている。→ 結果の残存・維持
・電気をつけている。→ 結果の残存・維持
・6月に結婚している。→ 結果の残存・維持


瞬間動詞は動きが観察できないため、
「ている形」で状態を取り出すと動きの結果に焦点が当たると
考えられる。


ただし、「打つ」「ぶつかる」「割る」などの瞬間動詞は
「ている形」と共起すると繰り返しの用法になる。


・ボールを打っている
・車がぶつかっている
・皿を割っている


副詞と共起させるとより明確になる。

・ボールを次々と打っている
・車が何度もぶつかっている
・皿を何度も割っている


多くの継続動詞は「動作の進行」を示す。


一方、継続動詞は観察可能であるため、
「ている形」と共起すると通常、動作の進行になる。


・子供達が遊んでいる。 (動作の進行)
・レポートを書いている。 (動作の進行)
・車が走っている。 (動作の進行)


また、瞬間動詞は変化動詞に分類されるものが多く、
継続動詞は動作動詞に分類される場合が多い。


変化は「割れる」「壊れる」など動作の幅がないため
変化動詞は瞬間動詞に分類されることが多いと考えられる。


一方、動作は通常、時間の幅があるため、
動作動詞は継続動詞に分類されるものが多いのである。



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2018.03.29 | コメント(0)
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