元オランダ代表の言葉「醜く勝つな!美しく負けろ!」|日本語3.0

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元オランダ代表の言葉「醜く勝つな!美しく負けろ!」

みなさん、こんにちは。
今日もご来店いただき、ありがとうございます。

日本代表は、残念なことでした。
昨日、重い足取りで帰国してきましたが、皆表情は暗く、
呼びかけにも言葉少な目に応じ、空港を後にしていました。


試合後の選手たちの記者会見を見ても
さすがにショックを隠せない様子。

長友選手は会見の途中で感極まって号泣していましたし、
まともに受け答えできる選手はほとんどいませんでした。

4年間全てをささげてきたのになんで…
そんな気持ちでしょう。

今回、日本だけでなくアジア勢は全滅、
ヨーロッパの強豪国もかつてないほどの醜態を晒し、敗退しています。

サッカーは一瞬で流れが変わるスポーツのため、
現地の気候や雰囲気というものが強く影響します。


また、W杯を見ていればわかると思いますが
世界には本当にすごい選手がごまんといます。

大砲のようなシュートを打つ選手。
打点の高いヘディングをする選手。
ボールが足に吸い付いているかのようなドリブルで相手を翻弄する選手。
シルクのような細かいスルーパスで相手を出し抜く選手。

そんな選手たちでさえ無残に敗退する、
本当に厳しい世界です。

世界の選手に比べて日本人選手は平凡と言わざるを得ません。
体格にも恵まれず、センスも普通でパスミスも多い。

ある意味日本の敗退は必然だったのかもしれません。

勝負の世界、勝ちの分だけ負けがある、
必ずある負けに対して人はどう受け止めればいいのか?

今回はこれについてお話しようと思います。


1974年W杯でキャプテンとしてオランダ代表を率いた
ヨハン・クライフという選手がいます。
クライフは勝負について次のような哲学を持っています。

「醜く勝つより、美しく負けろ」

何より結果が重視されがちの世界で、
意外にも「何が何でも勝て!」ではなく「美しく負けろ」と言っているのです。

クライフはサッカーをしている人ならだれでも知っている超天才。
当時弱小国だったオランダを一気に強豪国まで押し上げた立役者です。

細身でありながら、抜群のボールテクニックを持ち、強く、速い、
彼がドリブルをするとボールを奪うのはほぼ不可能でした。

それだけでなく、彼はトータルフットボールの創始者としても知られています。
これは今のサッカーの原型で、全員がポジションチェンジを繰り返し、
全員で攻め、全員で守る、というものです。

今でこそ当たり前ですが、当時ポジションチェンジという概念は
あまりなく、選手たちはそれぞれの場所で役割をこなす、
という形でした。

クライフ考案の新しいサッカーに世界中が熱狂しました。

彼が動けばまるでチェスのコマが動くように
他の選手がポジションチェンジを繰り返し、
パス回しで相手を翻弄します。

誰をマークすればいいのか分からなくなった相手は瓦解、
こうして当時からの強豪ブラジル、アルゼンチンが
成すすべなく破れていきました。

決勝では西ドイツに敗れ優勝を逃しますが、
初出場で新しいサッカーを展開し、強豪国をなぎ倒す、
74年W杯の主役は誰がどう見てもクライフが率いるオランダ代表でした。

オランダ代表たちにはその後ビッグクラブからオファーが殺到。
クライフはその後、バルセロナの監督に就任し、
チャンピョンズリーグ4連覇を果たします。

勝ったドイツより、
美しく負けたオランダが多くの人の支持を得て最終的な成功を収めました。

こう考えると一時の負けなど最終的な勝利に比べれば
大したことではないことがわかります。

最終的な勝利を得るためには多くの人の支持が必要。

多くの人の支持を集めるためには「美しく負ける」ことです。

勝っておごらず、というのは意外に簡単です。
ですが、負けて腐らず、というのは本当に難しい。

お金も時間も労力も全てかけて失敗してしまったら、
誰でも人のせいにしたり、八つ当たりしたくなるのが当然でしょう。

でもこの難しいことができる人に対して人は尊敬し、
評価が集まるようになります。

むしろ、負けたほうが味方はできやすいのです。

「美しい」というのは何も試合内容だけではありません。
試合後や試合以外の面でもそうです。

試合後、長友選手は号泣しつつも
「(もうあきらめようかと思ったが)それは自分に対する逃げかなと。
ここでやめたら、人生最後まで後悔して終わる。やっぱり諦めずにチャレンジしたい」

キャプテンの長谷部選手は
「これが今の我々の実力ですから」

エース本田選手は
「この4年間は間違っていた。1から自分の物差しを作り直したい」

人や環境のせいにせず、
結果を真摯に受け止め、すでに前向きな姿勢でいます。

今回、何と言っても印象に残ったのは、日本人サポーターの姿です。
「負けたのに会場のゴミ拾いをする日本人サポーター」
として現地や海外のメディアでも取り上げられました。

負けても腐らない、それだけで人は味方になってくれるのです。

繰り返しますが日本人選手のセンスや技術、アイデアは
世界のスターに比べれば平凡そのものです。

平凡な人間が最終的に勝つためには
「美しく負ける」しかない。

平凡な自分だからこそ
負けても腐らず、真摯に結果を受け止め、ひたむきに努力をする。

凡人が勝つにはそうやって味方を増やすしかない。

世界がネットによってフラット化し、僕らもこれから否応なしに
世界との戦いを強いられる。

才能うずめく世界相手に地道にひたむきに努力しても
負ける日は来るでしょう。

でもそんな時、八つ当たりをしてもっと敵をを増やすか、

「いやぁ!勉強になりました!次がんばりますわ!」

そう言って味方を増やし、最終的な成功に結び付けるかは
その人次第でしょう。

それでは!

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2014.06.27 | コメント(2)
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この記事へのコメント

この言葉はクライフの負け惜しみから出た言葉です。
ガムシャラにやって泥くさいプレーして勝つより最後まで自分たちのスタイルでやるサッカーの方が良い
と言うのではなく、何よりも勝ちにこだわったクライフの負け惜しみの言葉なのです。クライフは決して美しく負けたいなんて思っていません。誰よりも勝利に熱い想いを抱いていたのです

from りょー 2018.06.29 21:49

負け惜しみもあるかもしれませんね。ただ、もう故人なので断定はできませんので、僕は言葉通り受け取りました。

from 佐藤ハヤト 2018.06.29 22:33

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