今日は授業で話のネタに困った時に使える雑談のネタを提供します。
形通りの授業をやるだけだと学習者も飽きてしまうので、時にはカンフル剤として授業が盛り上がる雑談も必要になる場面もあります。
雑談は横道に逸れるようで1番学習者の集中力が上がる瞬間なのです。
僕もよく「先生の授業以外の話が面白かったです」と学習者に言ってもらえますが、あなたが小中学校の時に人気があった先生も雑談が上手い先生だったのではないでしょうか。
もちろん、アニメやサッカーは世界共通で人気があるものですが、とはいえ関心の有無はあるし、何より今から詳しくなるのは大変です。
それを考慮し、記事の内容は読んですぐに使えるネタだけを厳選しています。
中には授業の導入で使用できるものもあるし、授業じゃなくても普通に外国の方と話す場においても役立つのでぜひ試してみてください。
1.あなたの国ではどんな動物を食べる?食文化は多種多様で、ユニークなものが多くどの国のどの地域の人たちとでも盛り上がるのがこのテーマです。
近年ベトナムからの学生が増えていますが、ベトナムでは犬やカエル、バッタやタガメなど多くの動物を食べます。
中国の一部では犬やカエルなどを食べますし、ネパールではヤギ、アメリカやブラジルではワニを食べる地域もあります。
日本は馬を生で食べるということを伝えると驚かれます。
(生で何かを食べる習慣は日本以外あまりありません)
「〜人は何を食べますか?」「〜人は〜を食べますか?」は初級文法なので食べます」を導入する際に尋ねると学習者も積極的に話してくれます。
「〜たことがあります」の導入で使うのもいいでしょう。
(馬を食べたことがありますか?)
ちなみにインドではカレーを食べるのが一般的だと思われてますが、全くカレーを食べない地域もあります。
2.お会計は男女のどちらが払う?SNSでは男女どちらが払うかが定期的に話題になりますが、授業の話題としても最適です。
日本の恋人同士は割り勘も多いという話をすると驚かれます。
というのも中国、韓国、ベトナム、ネパール(アジアは大体)では男性が女性の分まで払うのが一般的だからです。
たとえ学生であってもです。
欧米圏では前は男性が払うのが一般的だったようですが、最近ではだいぶ変わってきているようです。
日本では家庭を持つと女性が財布を握って、旦那さんにお小遣いを渡す家庭も多いですが、これは海外の人の目には奇怪に映るようです。
3.このジェスチャーは何を表す?世界のジェスチャーも多種多様で、授業で盛り上がることはもちろん、在日外国人なら職場で円滑にコミュニケーションを計上で欠かせない学習項目です。
海外に赴任した日本語教師がイベントの時に「皆さん集まってください」と言って手招きをすると全員向こうへ行ってしまったという話があります。
手招きは海外では「あっちへ行って」という意味になります。
僕はオンライン授業で学習者が数字を言い淀んでいる時「2」「3」を日本のジェスチャーでやっていたのですが、これが全く伝わりませんでしたw
他にも日本では親指と人差し指で丸を作って「お金」を意味しますが、他の国ではあまり通じません。

また、グッドのマークはイランでは「死ね」という意味なのでいらんの学習者がいる場合は注意が必要です。
居酒屋のチェックのジェスチャー、わからない時に首を傾げるジェスチャーなども結構通じない国があります。
日本独特のジェスチャーをして「これは何を表しますか?」と聞いてみてください。
在日学習者には勉強にもなるはずです。
4.あなたの国の飲食店の水は無料?有料?ベトナムやマレーシアの留学生が最初に「日本のレストランの水は無料ですね」と驚いていましたが、世界的には飲食店では水も頼むのが一般的です。
というのも水道水を飲むことができる国は世界的にも珍しく、9カ国しかないというデータもあるほどです。
水道水を飲める国は九カ国
https://www.waternet-inc.com/media/suidousui-nomerukuni/汚れた水を店で提供してしまい、トラブルになってしまうためお店ではお金を払って水を頼むのが一般的です。
ちなみにタイではトイレが有料のところもあります。
以上、盛り上がる雑談テーマについて紹介してきました。
雑談を制するものは授業を制す。
雑談力を上げてぜひ学習者の心を掴みましょう。